レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月22日
- 登録日時
- 2012/02/22 13:28
- 更新日時
- 2018/10/16 10:50
- 管理番号
- 13544
- 質問
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解決
高松における水道、ガス、電灯の開始時期を知りたい。
- 回答
-
1 水道の開始
『高松百年史 上巻』(高松百年史編集室/編 高松市 1988年)に
掲載されている年表の大正10年(1921年)11月2日の項に、「高松市上水道が完成して通水式を行う
(9月1日に通水開始、給水人口75,000人)。」とある。(787頁)
なお、近代的な市営水道が建設される以前の状況として、本書第四編大正デモクラシーと市勢の発展
第一章近代都市高松への発展 第三節上水道の整備 1.上水道敷設計画と推進に、栗林公園の北側にあった
霊源寺池から水を引く大井戸(おおいど 西瓦町)や亀井霊泉を水源とする新井戸(北亀井町)からの水を街路の
地下1.5メートルに埋設した木樋・竹樋・土管等で導き、各所に設けられた木枡(ます)から各町内の各家に
配水していた藩政時代の簡易水道が、明治になっても引き続き使われていたことが紹介されている。
(342~344頁)
2 ガスの開始
『高松百年史 上巻』の第三編日清・日露戦争時代の高松 第二章産業の振興と経済の進展 第五節近代産業への胎動
3.発電所・ガス会社の設立に、日本瓦斯株式会社高松出張所が、明治44年(1911年)6月末に一部の試験点火、
全面的に営業を開始したのは7月半ばからであったとある。(254頁)
なお、初めは、熱源としての利用より灯火として用いられることが多かったとしている。(255頁)
3 電灯の開始
『高松百年史 上巻』に掲載されている年表の明治28年(1895年)11月3日の項に、「高松電灯株式会社が試点灯を行い、
7日開業式を行う。」とある。(776頁)
[『高松百年史 上巻』の詳しい情報]
『高松百年史 上巻』(高松百年史編集室/編 高松市 1988年)
[当館請求記号:K2310 T2 1-1]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生工学.都市工学 (518 8版)
- 電灯.照明.電熱 (545 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 水道
- ガス
- 電灯
- 高松市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000102069