レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年04月15日
- 登録日時
- 2018/05/16 13:44
- 更新日時
- 2019/06/23 09:17
- 管理番号
- 0-1-20160415-1
- 質問
-
解決
旧名古屋銀行一宮支店を設計した会社を知りたい。
- 回答
-
以下の資料を提供。設計者は「鈴木禎次」であると判明したが、施工者は分からず。
『街でみつけた近代』.一宮市博物館/編.一宮市博物館,2003,A522/57
p.18 施工年:大正13年(1924) 設計は鈴木禎次。施工者はわからない、とあり。
『東海建築譜』.瀬口 哲夫/編.東海現代建築研究会,1978,A526/4
p.157 一宮の戦前の建物の項に「東海銀行一宮支店(旧名古屋銀行一宮支店)」写真と、設計者:鈴木禎次とあり。
- 回答プロセス
-
当初、「旧名古屋銀行一宮支店の特徴と本店設計に与えた影響について」(論文)を読みたい
という問い合わせを受けCiNiiで確認するも、
加藤 雅久.606 旧名古屋銀行一宮支店の特徴と本店設計に与えた影響について(6.歴史・意匠).東海支部研究報告集 .2012,vol.50,p.737-740.
こちらの論文は有料のため当館では閲覧不可。
質問者は旧名古屋銀行一宮支店の施工者を調べているとのことだったため、当館所蔵資料で調査を行った。
以下、提供した資料以外に確認を行ったもの。
『東海銀行史』.東海銀行史編纂委員/編.東海銀行,1961,A338/1
第三編 店舗網の変遷 p.97 一宮支店の変遷
『一宮市史 下巻』.一宮市役所/編.国書刊行会,1990,A273/117/2
p.168~169 豊島銀行創設とその後の流れについて 設計者については記載なし
『豊島その歩み』.社史編纂委員会/編,豊島株式会社/編.豊島,1975,A586/トヨ
p.49~60 豊島銀行創立、名古屋銀行と合併後の流れについて
『明治・大正の一宮』.松本 勝二/編.郷土出版社,1983,A273/83/1
p.38 名古屋銀行一宮支店(明治末)写真のみ
『愛知県の近代化遺産』.愛知県教育委員会生涯学習課文化財保護室/編.2005,A602/45
p.299 一宮市役所西分庁舎(旧名古屋銀行一宮支店)「施工者は詳らかではない」
『東海の近代建築』.日本建築学会/編.中日新聞本社,1981,A522/28
p.66 旧東海銀行一宮支店 「設計者は鈴木禎次と伝えられ、施工者は未詳である。」
【旧名古屋銀行一宮支店について】
明治26年 豊島銀行開設
明治40年 名古屋銀行に営業譲渡、同行一宮支店となる
大正13年 店舗を新築移転
昭和16年 東海銀行が誕生。上記店舗が一宮支店となる。
昭和55年 東海銀行が移転。一宮市の所有となり一宮市役所西分庁舎として使用。
現在、オリナス一宮と名をかえ、多目的ホールとして使用されている。
「一宮市HP施設案内 オリナス一宮」
http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/shisei/keizai/1012367/1015043.html(参照 2018.9.2)
『愛知県人物・人材情報リスト 2011-〔2〕』.日外アソシエーツ株式会社/編.日外アソシエーツ,2010,A280/101/11-2
p.1107 鈴木禎次の項。一宮支店については記載なし。
【鈴木禎次(すずき ていじ)について】
建築家 明治3年~昭和16年8月 静岡県生まれ
名古屋、東京、大阪で建築家として活躍。明治42年名古屋開府250年記念に、
建築家として日本で最初の公園(鶴舞公園)計画と音楽堂計画を行った。
また、質問者が当館所蔵マイクロフィルムで中日新聞の記事を確認したが、該当するものは見当たらなかった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000235684