レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年08月03日
- 登録日時
- 2019/06/18 18:05
- 更新日時
- 2019/08/22 13:13
- 管理番号
- 京歴-436
- 質問
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解決
五条坂にある「楽只苑(らくしえん)」という陶磁器の店の建物について知りたい。できれば写真も見たい。この建物は「京都市歴史的意匠建造物」に指定されている。
- 回答
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『京都市歴史的風致維持向上計画 [平成29年3月]』(①)のpp.2-72~2-73に楽只苑の最近の写真と解説がある。
①には、楽只苑が五条通北側に位置する京町家で、京都市歴史的意匠建造物に指定されていること、昭和40年に開業し、京焼・清水焼を販売していること、もともとは本家初代入江道仙(いりえどうせん)が寛政年間に陶磁器の製造を始め、昭和18年から有限会社道仙化学製陶所の社長宅兼事務所として使用されていたこと、店内は京町家の風情ある歴史的なたたずまいをもっていることが記載されている。
雑誌「京都」(白川書院)241号(②)のpp.54~55で、楽只苑について解説されている。写真は掲載されていなかった。
『京焼百年の歩み』(③)のp.248には、初代・三代の入江道仙(道仙化学製陶所)の略歴が記載されており、道仙化学の発展は三代道仙に負うところが大きいとしている。
- 回答プロセス
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「京都市歴史的意匠建造物」を当館の蔵書検索システムで検索しても出てこなかったので、インターネットで担当課を調べたところ、京都市都市計画局都市景観部景観政策課が担当していることがわかった。同課の刊行資料を蔵書検索システムで検索し、見つかった①を確認すると、楽只苑の最近の写真と解説が掲載されていた。
当館の資料・デジタル画像検索システム「京の記憶アーカイブ」の「京都雑誌記事論文検索」( http://www.archives.kyoto.jp/websearchpe/search/361_magazine_essay )で「楽只苑」を検索すると②が見つかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本の建築 (521)
- 参考資料
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- ① 京都市歴史的風致維持向上計画 [平成29年3月].京都市都市計画局都市景観部景観政策課,[2017] (当館請求記号:MK1||518.8||Ky6||)
- ② 白川書院編.京都 241号.白川書院,1971. (当館請求記号:||キヨウ||K)
- ③ 藤岡幸二編.京焼百年の歩み.京都陶磁器協会,1962. (当館請求記号:K1||751.1||F65||1)
- キーワード
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- 楽只苑
- 京都市歴史的意匠建造物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000257602