レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/21
- 登録日時
- 2014/12/17 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M14101011569220
- 質問
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子ども向けの本で、漢方薬の原料になる植物について書かれたものはあるか。
あるいは、薬になる野草について書かれている本はあるか。
- 回答
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以下の本を紹介する。
①青木 萌『漢方のひみつ』には、六君子湯(りっくんしとう)や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)の原料となる植物が書かれている。その他、山椒や蝉の抜け殻など、漢方薬の原料になる植物ものっている。また、それらが工場で漢方薬になる過程も描かれている。
②なかい しげお『ビワの絵本』には、ビワの葉が漢方薬の枇杷葉茶(びわようとう)の原料の一つである事が書かれている。また、漢方ではないが、葉を湿布や入浴剤として利用できるとの記述もある。
③小田 英智『アサガオ観察事典』には、奈良時代に下剤としてアサガオの種が中国から渡ってきたと記されている。
④米本 久美子『うらやまはくすりばこ』には、ゲンノショウコやクズなどの野草について、薬効や食べ方が簡単に書かれている。
⑤『原色ワイド図鑑』12では、薬用になる野草の例が挙げられている。日本で知られる約400種の薬用植物のうちの約50種について、野草の名前、使用する部分、生薬にした時の名前、用途が表になっている。
⑥小山 鐵夫『発見!植物の力』10巻には、薬に利用されてきた植物や毒を持つ植物の例が挙げられている。また、保護者や指導者向けの解説として、薬草やスパイスの効能を記している。
⑦レスリー・ティエラ『子どもたちのためのハーブブック』には、様々なハーブの薬効や利用方法が書かれている。また症状別に効果のあるハーブが早見表になっている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 薬学 (499 9版)
- 参考資料
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①青木 萌『漢方のひみつ』学研パブリッシングコミュニケーションビジネス事業室,2011,127p.
②なかい しげお『ビワの絵本』農山漁村文化協会,2010,36p.参照はp.28-29
③小田 英智『アサガオ観察事典』偕成社,2003,39p.参照はp.2
④米本 久美子『うらやまはくすりばこ』福音館書店,2014,27p.
⑤『原色ワイド図鑑』12 学研,2002,215p.参照はp.75,161
⑥小山 鐵夫『発見!植物の力』10小峰書店,2007,39p.参照はp.20-21,24-37
⑦レスリー・ティエラ『子どもたちのためのハーブブック』バベルプレス,2010,243p.
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①青木 萌『漢方のひみつ』学研パブリッシングコミュニケーションビジネス事業室,2011,127p.
- キーワード
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- 漢方
- 薬用植物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2014101011541069220
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年)
- 登録番号
- 1000164708