レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/12/17
- 登録日時
- 2012/01/14 02:00
- 更新日時
- 2012/04/26 11:21
- 管理番号
- 6000002623
- 質問
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解決
数日前にテレビで紹介していた、クモの巣の採集について、方法が載っている本はないか。番組の途中から見ただけで番組名等も不明なため、テレビ局への問い合わせもできず困っている。
- 回答
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『自由研究図鑑』(福音館書店)
『やさしい理科の自由研究と工作』(くもん出版)
『やってみよう夏休みの自由研究1・2年生』(成美堂出版)などにクモの巣の採集方法あり。
なお、番組は2007年7月13日の朝日放送「おはようコールABC」におけるクモの巣採集家の紹介と思われる。
後日、国士舘大学図書館様より連絡があり、『原色日本クモ類図鑑』『クモの網』にもクモの巣の採集方法が載っていることが判明した。
- 回答プロセス
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所蔵資料を「クモ」で検索し、また書架の48(動物)を探したが、『クモの巣と網の不思議』(当館資料番号205730823)『親と子の科学の冒険』(当館資料番号204829268)『くも』(当館資料番号005448543)『8本あしのゆかいな仲間クモ』(当館資料番号005438262)には記載なし。
全館の書架を探し、3冊が見つかった。
なお、質問の受付は2007年7月18日付。2010年12月、事例作成にあたってインターネット上の情報を確認した。2007年当時「クモの巣 採集 コレクション」で検索した際ヒットしたと記録のあった「クモの巣マニア」というサイトは発見できなかった。しかし、同じ用語で検索したところ、福井市自然史博物館の行事実施報告より、「ジュニア自然教室 クモの巣を調べよう」にわかりやすい説明が記載されていた(2012年4月現在はリンク切れ)。
また、番組で紹介されたクモの巣採集家と同一人物であるかは不明だが、「クモの巣マニア」で検索したところ、「日本蜘蛛学会会員 船曳和代さん」の紹介ページhttp://www.wendy-net.com/nw/woman/woman221.html がヒットする。こちらにもクモの巣の採集方法が簡単に記載されていた。
本事例公開後、国士舘大学図書館様から『原色日本クモ類図鑑』(保育社)と『クモの網』(INAX出版)とに採集方法が掲載されているとの連絡をいただいた。
『原色日本クモ類図鑑』では、網の一部を採集する「カラースライド用のフレームを用いる法」と網全体を採集する方法として「紙に網を張りつける」手順とが紹介されていた。『クモの網』には場面ごとの写真(モノクロ3葉)を付して解説があった。その手順を引用すると、「青や黒に着色したボール紙を採集する網の大きさに合わせてカット。水糊をスポンジで塗」→「網の後ろにボール紙を差し入れて手前に引きながらそっと網を付着させる」→「糊が乾いたら仕上げにクリアラッカーを吹き付けて完成」となる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 節足動物 (485 9版)
- 研究法.指導法.科学教育 (407 9版)
- 参考資料
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- 『自由研究図鑑』 有沢 重雄/文 (福音館書店) (P114)
- 『やさしい理科の自由研究と工作』 (くもん出版) (P56)
- 『やってみよう!夏休みの自由研究1.2年生』 成美堂出版/編 (成美堂出版) (P100)
- 『原色日本クモ類図鑑』 八木沼健夫/著 (保育社) (p253)
- 『クモの網』 (INAX出版) (p64)
- キーワード
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- くも
- 蜘蛛の巣(クモノス)
- 実験
- 自由研究
- 観察
- 科学
- 照会先
- 寄与者
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- 国士舘大学図書館
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000099812