レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年8月30日
- 登録日時
- 2016/12/23 10:47
- 更新日時
- 2018/08/16 14:27
- 管理番号
- 相大-H28-054
- 質問
-
解決
①植物のラテン語名の付け方について知りたい。
②例えば昔から日本にあると思われる種類の木に外国人の名前が付いているのは何故か。
③例えばバラ科で枝分かれして違う品種になっている木の名前の付け方はどのようになっているのか知りたい。
- 回答
-
①②③について下記資料を提供した。
『生物学名方法辞典』
『植物の名前のつけ方』
②、③参考までにインターネットの情報も推測としてお伝えした。
- 回答プロセス
-
植物には学名と和名(日本名)があるので学名の付け方について調査することを確認し、参考資料の4分類の棚を探す。
植物名を探す資料が多く、付け方についての資料を見つけられなかった。
国立国会図書館レファレンス協同データベースで、キーワード“学名 植物”で検索する。
ヒットした中から中野区立中央図書館の「動物や植物の学名のつけかたがわかる資料はないか」の事例(管理番号:中央-0426)を参考にする。
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000175088 (2016.12.23最終確認)
記載の資料を自館OPACで検索する。
『生物学名命名法辞典』 平嶋義宏/著 平凡社 1994 【s10844322 460.34】
p175-324「第3章 植物の学名」の項あり。
特に②の質問に関しては
p286「第3章第7節 人名由来の属名」の項を見るが回答となる記載はなし。
③の質問に関する記載もなし。
『牧野新日本植物圖鑑改訂増補』 牧野富太郎/著 北隆館 1989 【s23289317 R470.3】
p1278 「学名解説の凡例」の記載あり。
『植物の名前のつけかた』 L.H.ベイリー/著 八坂書房 1996 【s13287545 470】
p73「命名の規則」の項あり。
p111「学名の話あれこれ」の項あり。
p136「学名とその言語」の項あり。
p120「バラは普通の栽培種でも非常に交雑が進んでいるので、植物学上の命名法において、もとより混乱が見られる。~バラ属が、変化に富み、広く分布しているので、自然の属としても分類の難しいグループなのである。」と記載あり。
②、③の回答を別の資料で探すために国立国会図書館レファレンス協同データベースで、キーワード“植物”、“学名”、“交雑”、“変種”、“亜種”等組み合わせて検索するがヒットせず。
インターネットGoogleでキーワード“交雑+学名+植物”で検索する。
ヒットした中の個人のサイト等から下記のインターネット情報も推測としてお伝えした。
属名 種小名 命名者名
で学名が標記されているが命名者が日本の植物を研究している外国人の場合は外国人の名前が命名者名として表記される。
属名 種小名 (原命名者名) 命名者名
で学名が標記されているが属名が外国人によって移されて変更した場合は外国人が命名者として表記される。
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 生物科学.一般生物学 (460 9版)
- 植物学 (470 9版)
- 参考資料
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- 『生物学名命名法辞典』 平嶋義宏/著 平凡社 1994
- 『植物の名前のつけかた』 L.H.ベイリー/著 八坂書房 1996
- キーワード
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- 学名
- ラテン語名
- 植物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 植物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000204655