レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/07/15
- 登録日時
- 2019/03/27 00:30
- 更新日時
- 2019/03/27 15:34
- 管理番号
- 茨城-2018-097
- 質問
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解決
「ホメオスタシス」と名づけた人(フォードだか,キャノンだか)の著書を読みたい。
- 回答
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アメリカの生理学者ウォルター・キャノン(Walter Bradford Cannon)が提唱した用語で,『からだの知恵』という著書で説明しています。
『からだの知恵』は講談社学術文庫より出版されています。
『からだの知恵』(W.B.キャノン 著,館鄰・ 館澄江 訳,講談社,1981)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001536310-00 【最終アクセス日 2018/07/15】
また,『世界教養全集 33』にも収録されています。
『世界教養全集 33』(平凡社,1963)
「からだの知恵」 W・B・キャノン 著,館鄰・ 館澄江 訳 p.333-520
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000892936-00 【最終アクセス日 2018/07/15】
- 回答プロセス
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(1) 当館OPAC,NDLオンラインにて検索(検索語:ホメオスタシス+フォード,キャノン)→ヒットせず
(2) 百科事典を確認
『世界大百科事典 26』 p.389-390「ホメオスタシス」
「アメリカの生理学者キャノン(w. B. Cannon)が1932年に提唱したもの。」
書名については記載なし。
『世界大百科事典 7』 p.158「キャノン Walter Bradford Cannon 1971-1945」
「1926年には〈ホメオスタシス〉概念を提出した。・・・(略)・・・,これは《からだの知恵》(1932)の中で十分に論じている。」
(3) 当館OPANにてホメオスタシスに関する図書を確認
『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ 5 ホメオスタシスと適応』
p.2 アメリカの生理学者ウォルター・キャノン(Walter Cannon)が,著書『からだの知恵(1932)』のなかで,「恒常性の維持」という現象を,「ホメオスタシス(homeostasis)」と命名したのと解説あり。
p.14 参考書の一覧に,『からだの知恵』(講談社学術文庫)の書誌情報あり。
→当館所蔵なし。
(4) 質問者の居住する市町村立図書館に所蔵があったので,そちらを紹介。
- 事前調査事項
- NDC
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- 基礎医学 (491 9版)
- 生化学 (464 9版)
- 参考資料
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- 世界大百科事典26平凡社
- 世界大百科事典7平凡社
- ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ5日本比較内分泌学会編集委員会/[編]裳華房
- 世界教養全集33平凡社
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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クイック・レファレンス
※記録時に再確認したところ,『世界教養全集 33』に収録されていることが判明。
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000253971