レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年08月20日
- 登録日時
- 2018/03/16 10:01
- 更新日時
- 2018/03/16 10:01
- 管理番号
- 千県中新聞-2017-5
- 質問
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解決
大正6年9月30日から10月1日に起こった「暴風雨」について、市原市での被害状況が書かれた新聞記事などを読みたい。
- 回答
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当館導入の読売新聞データベース「ヨミダス歴史館」及び『東京日日新聞』マイクロフィルムで調査をしたところ、問い合わせの内容(「暴風雨による市原の被害」)について以下の新聞記事がありました。
1「千葉懸の慘害は 全部海嘯の爲 死者二百四十二名 行方不明七十六名 全潰及び流失九千戸」
『読売新聞』1917(大正6)年10月6日 朝刊p.3
→市原郡の被害が千葉県内で2番目に大きかったことが書かれている。
2「各地被害甚大 最も激甚なるは東海道と千葉縣」
『東京日日新聞』1917(大正6)年10月2日p.3
→千葉県下の被害が大きい地域に五井が挙げられている。
3「物凄き災害の跡を 日根野侍從仔細に巡視す最も悲惨なるは五井ご寒川」
『東京日日新聞』1917(大正6)年10月9日p.5
→五井町一部の惨状が書かれている。
4「懸下惨害の緫勘定死傷實に五百八十一名 全潰家屋一万六千餘戸」
『東京日日新聞』1917(大正6)年10月11日p.5
→市原の人的被害状況が書かれている。(他の郡と比較)
「海苔殆ど全滅 本懸下に於ける」
→市原郡五井の海苔の被害について書かれている。
5「遭難激甚漁村 護岸の全部破壊」
『東京日日新聞』1917(大正6)年10月14日p.5
→漁船の破損等、県下で風水害被害が最も多かった地域に市原郡が入っている。
- 回答プロセス
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読売新聞データベース「ヨミダス歴史館」を調査。『東京日日新聞』の全国版と房総版のマイクロ資料にてを調査
- 事前調査事項
- NDC
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- 気象学 (451 9版)
- 参考資料
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- 読売新聞データベース「ヨミダス歴史館」全国版
- 『東京日日新聞』 全国版 マイクロ資料1917(大正6)年10月(日本マイクロ写真 1917)(9103732032)
- 『東京日日新聞』 千葉版(房総版)マイクロ資料1917(大正6)年10月(日本マイクロ写真 1917)(9103718875)
- キーワード
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- 暴風雨(ボウフウウ)
- 市原市(イチハラシ)
- 風水害(フウスイガイ)
- 気象(キショウ)
- 災害(サイガイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000232597