レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/02/18
- 登録日時
- 2012/08/24 02:12
- 更新日時
- 2024/03/30 00:35
- 管理番号
- M12021812311906
- 質問
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冬になるとドアの金属ノブや車のボディに触れた時に発生する静電気を防止するにはどうしたら良いか。
- 回答
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堤井信力『静電気のABC』には以下の帯電防止方法が説明されている。第一に、湿気を活用する方法である。水分は静電気を流すので、帯電しやすい場所に加湿器などで、ある程度の湿気を保つと帯電しにくくなる。また、帯電した指先(冬の乾燥したときなら、屋外にいれば帯電している)を、濡れたティッシュペーパーなどにちょっと触れるだけで静電気は消えてしまう。第二に、導電性のある金属などに触れる前に、導電性のない適当な物体にさわり、静電気を分散し減らす方法がある。高橋雄造『静電気がわかる本』にも同様の説明がある。
静電気学会編『静電気ハンドブック』には、上記の加湿器のほか、静電気除去装置の有効であることが紹介されている。静電気除去装置は、通常空気をイオン化させて電荷中和によって帯電物体の電位を低下させる装置である。また、作業現場等での帯電防止用品として、①帯電防止靴、②帯電防止作業床、③帯電防止マット、④帯電防止作業服、⑤リストストラップ、⑥帯電防止袋、⑦帯電防止指サック・帯電防止手袋、⑧帯電防止チェア、⑨帯電防止カートが紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 電磁気学 (427 9版)
- 参考資料
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堤井信力『静電気のABC』 講談社,1998,167,5p. 参照はp.158-163.高橋雄造『静電気がわかる本』 工業調査会,2007,193p.
静電気学会編『静電気ハンドブック』 オーム社,2006,22,1294pp. 参照はp.268-330.
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堤井信力『静電気のABC』 講談社,1998,167,5p. 参照はp.158-163.高橋雄造『静電気がわかる本』 工業調査会,2007,193p.
- キーワード
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- 静電気
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2012021812334311906
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000110520