レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年5月9日
- 登録日時
- 2012/06/18 14:49
- 更新日時
- 2012/11/29 11:00
- 管理番号
- 埼浦-2012-029
- 質問
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解決
小柄な小学2年生と6年生が走ってきてぶつかり、2年生が床に頭を打ちつけた場合の衝撃の度合いを表す単位と計算方法を知りたい。
- 回答
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衝撃の大きさを表す単位について明確に書かれたものはなかったが、関連する資料は下記のとおり。
〈力の単位「ニュートン」〉
『単位がわかると物理がわかる』(和田純夫、大上雅史、根本和昭著 ベレ出版 2002)
p58- 単位「ニュートン」についての解説あり。
『ゼロからわかる物理』(志村史夫著 丸善出版 2011)
p7-19 「運動を生む力」にN(ニュートン)に関する解説あり。
〈力積 リキセキ〉
『単位がわかると物理がわかる』(和田純夫,大上雅史,根本和昭著 ベレ出版 2002)
p97- 力の単位ニュートン(N)に時間の単位(秒)を掛けた「力積」の解説あり。
『ゼロからわかる物理』(志村史夫著 丸善出版 2011)
p22-24「力積」の解説あり。特に p23-24に速度が0になるまでの時間によって衝撃が異なることについて書かれている。
『そこが知りたい物理学』(大塚徳勝著 共立出版 1999)
p26-27「力積」の解説あり。
『新しい高校物理の教科書』(山本明利 左巻健男著 講談社 2006)
p91-92に衝突の場合の運動量と力積の関係の式の記載あり。
〈衝撃荷重〉
『危険な学校』(畑村洋太郎著 潮出版社 2011)
p89「衝撃荷重」について書かれている。「荷重」は「主として工学の分野で用いられる概念」(「世界大百科事典」平凡社 2005「荷重」より)であり、物理学関連資料には見あたらず。
物体が正面衝突する場合の速度・運動量に関する記述がある資料は以下のとおり。
「物理を知れば世の中がわかる」(竹内淳著 PHP研究所 2010)
第1章で力学の解説があり、特に p21 から2人の人間が衝突する場合、重さの異なる2台の自動車が衝突する場合 などが例示されている。
『衝突の力学』(板倉聖宣、塚本浩司著 仮説社 2005)
第3幕「2つの円盤の衝突実験」p51-に、重さや速度の違う物体を正面衝突させた場合の運動量についての解説 あり。
『クイズで学ぶ大学の物理』(飽本一裕著 講談社 2001)
p134-138に「衝突の物理:運動量とは?」の項目があり、運動する物体の力強さを表す「運動量」と運動量の和は 保存されて一定であるという「保存則」についての説明あり。
『「転び」事故の予防科学』(永田久雄著 労働調査会 2010)
p70-73「歩行姿勢安定と転び」に(人間同士ではないが)転んでから衝撃を受けるまでの時間と衝突速度についての解説あり。
- 回答プロセス
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調査済み資料は以下のとおり。
『ゼロから学ぶ物理の1、2、3』(竹内薫著 講談社 2002)
『物理なぜなぜ事典 1 力学から相対論まで』(江沢洋、東京物理サークル編著 日本評論社 2011)
『物理の常識おもしろ知識 すぐわかる・よくわかる』(小暮陽三著 日本実業出版社 1996)
『物理のしくみ 入門ビジュアルサイエンス』(小暮陽三著 日本実業出版社 1992)
『物理・こんなことがまだわからない』(大槻義彦著 講談社 1998)
「「物理」を楽しむ本」(井田屋文夫著 PHP研究所 2007)
- 事前調査事項
- NDC
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- 力学 (423 9版)
- 物理学 (420 9版)
- 参考資料
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- 『単位がわかると物理がわかる』(和田純夫、大上雅史、根本和昭著 ベレ出版 2002)
- 『ゼロからわかる物理』(志村史夫著 丸善出版 2011)
- 『そこが知りたい物理学』(大塚徳勝著 共立出版 1999)
- 『新しい高校物理の教科書』(山本明利 左巻健男著 講談社 2006)
- 『危険な学校』(畑村洋太郎著 潮出版社 2011)
- 「物理を知れば世の中がわかる」(竹内淳著 PHP研究所 2010)
- 『衝突の力学』(板倉聖宣、塚本浩司著 仮説社 2005)
- 『クイズで学ぶ大学の物理』(飽本一裕著 講談社 2001)
- 『「転び」事故の予防科学』(永田久雄著 労働調査会 2010)
- キーワード
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- 力積
- 衝撃荷重
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000107344