レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年01月01日
- 登録日時
- 2016/02/17 11:37
- 更新日時
- 2016/02/17 11:37
- 管理番号
- 市川20160101-04
- 質問
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解決
天元術について知りたい。
- 回答
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『広辞苑 第6版』(岩波書店 2008)p.1943によると、天元術とは「算木を用いて高次方程式を表し、これを解く方法」、「中国で一三世紀頃始まり、のち、日本に伝わって和算のもととなった。」とある。
『和算史年表』(佐藤健一/他編著 東洋書店 2006)p.12には、1592(文禄元)年に「この頃、中国数学書『算学啓蒙』および『算法統宗』が伝来」し、「『算学啓蒙』は中国の元の時代、1299年に朱世傑によって書かれた数学書で、(中略)この書によってわが国に「天元術」が入った。」とある。
『江戸時代の数学最前線』(小川束・森本光生/共著 技術評論社 2014)p.66-69にも同様の経緯が確認できる。
天元術を用いた方程式の解法は、前述の『江戸時代の数学最前線』の他に、以下の資料においても詳しく解説されている。
『和算用語集』(佐藤健一/他著 研成社 2005)p.74
『江戸時代の数学』(田崎中/著 総合科学出版 1983)p.35-58
『高校数学で挑戦する和算難題』(佐藤健一/著 東洋書店 2010)p.60-79
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 和算.中国算法 (419)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000188168