レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/7/12
- 登録日時
- 2017/08/17 00:30
- 更新日時
- 2017/08/17 09:05
- 管理番号
- C170707135405
- 質問
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解決
『国立療養所年報』昭和24年度のp.257に掲載されている、第2表「旧傷痍軍人、及び引揚者年間入退所調(再掲)」について、元の資料を知りたい。
- 回答
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『国立療養所年報』昭和24年度のp.257に掲載されている、第2表「旧傷痍軍人、及び引揚者年間入退所調(再掲)」の値は、同資料p.257の第1表「在所患者年間異動状況調」の値の中から旧傷痍軍人、及び引揚者について数字を切り出したもののようです。統計における「再掲」の意味について記したインターネット資料1を紹介します。
「各国立療養所の資料」につきましては、国立療養所多磨全生園の統計年報である資料1を紹介します。昭和24年前後に発行されたこの他の国立療養所の統計資料は見当たりませんでした。
【 】内は当館請求記号です。末尾に「*」が付された資料は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、国立国会図書館および図書館送信参加館内で公開しています。インターネットの最終アクセス日は2017年7月11日です。
インターネット資料1
疫学情報センター(http://www.jata.or.jp/rit/ekigaku/)>疫学情報センターからの情報>使用用語の解説>再掲
「一般にすでに表示した統計の中から一部を取り出して、もう一度掲載することを再掲といいます。(例)東京都全体(含東京都特別区)の結核罹患率を示した後で、東京都特別区全体の結核罹患率を掲載する場合が再掲にあたります。」とあります。
これを踏まえて『国立療養所年報. 昭和24年度』を確認すると、p.257「第2表 旧傷痍軍人、及び引揚者年間入退所調(再掲)」は、p.257「第1表 在所患者年間異動状況調」と同一の調査項目からなり、調査対象が第1表よりも細分化されています。第2表の「(再掲)」のもととなっているのは第1表ということになりそうです。
『国立療養所年報. 昭和24年度』は、結核療養所(pp.1-210)、らい療養所(pp.211-236)、精神療養所(pp.237-254)、脊髄療養所 (pp.255-266)、温泉療養所(pp.267-288)から構成されています。「旧傷痍軍人、及び引揚者年間入退所調(再掲)」および「在所患者年間異動状況調」の項目も、療養所の区分ごとにそれぞれ掲載されています。
資料1
統計年報. 昭和24年. 國立療養所多磨全生園, 1950 【498.19-Ko5482n】*
pp.11-13に收容患者異動表、pp.31-32に月別患者異動状况が掲載されています。
調査済み資料およびデータベース
・厚生省医務局国立療養所課 編. 国立療養所年報. 昭和24年度. 厚生省医務局国立療養所課, 1951 【498.19-Ko6572k2】*
・病院報告. 昭和27年. 厚生省大臣官房統計調査部, 1954 【498.19-Ko657b】*
・日本能率協会総合研究所マーケティング・データバンク 編. 官庁統計徹底活用ガイド. 2005年版. 生活情報センター, 2005 【DT11-H19】
・松井博 著. 公的統計の体系と見方. 日本評論社, 2008 【DT11-J4】
・田中英之 著. 統計の見方・使い方が面白いほどわかる本 = 中経出版, 2013 【MA211-L40】
・NDL-OPAC(https://ndlopac.ndl.go.jp/)
・国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/)
・国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)
・リサーチ・ナビ(当館提供データベース)(http://rnavi.ndl.go.jp)
・CiNii Books(http://ci.nii.ac.jp/books/)
・CiNii Articles(http://ci.nii.ac.jp/)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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厚生労働省へ問い合わせ済み。
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498)
- 参考資料
- キーワード
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- 国立療養所
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000220570