レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/7/18
- 登録日時
- 2013/10/25 00:30
- 更新日時
- 2013/10/25 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-130140
- 質問
-
解決
軍馬について調べたい。関連書籍や統計などを紹介してほしい。
- 回答
-
次の資料に記述がありました。※【 】内は当館請求記号
1 事典
資料1 原剛編『日本陸海軍事典 上』新人物往来社, 2003【392.1/039/1R】
pp.288-289「軍馬」の項
「(前略)軍馬は軍馬補充署(後の軍馬補充部)で育成して補充する方法と購入して補充する方法があった。戦時には大量の軍馬が必要なため徴用により補充された。日清戦争には約一三万頭,日露戦争には約四七万頭が参戦した。大東亜戦争では,その数は五〇万頭以下と見積もられている(後略)」
pp.30-31「軍馬補充部」の項
「軍馬補充部は軍馬の補充・育成機関として設立された。その前身は一八八七年(明治二〇)に設置された軍馬育成所である。この年青森県三本木と鹿児島県福元に軍馬育成所が設置され,翌年宮城県鍛冶谷沢と兵庫県青野にも設置された(後略)」
資料2 国史大辞典編集委員会編『国史大辞典 2』吉川弘文館, 1980【210.03/コ4/2R】
p.151「馬」の項
「(前略)三十九年六月に馬政局が設置され,同年十二月には競馬に関する閣令が出された。これは日清・日露の戦争によって軍用馬の重要性が高まり,国家的見地に立つ馬政の必要から生まれたものである(後略)」
資料3 国史大辞典編集委員会編『国史大辞典 5』吉川弘文館, 1985【210.3/コ4/5R】
p.65「競馬」の項
「(前略)わが国の競馬は第二次世界大戦前は軍馬の確保,戦後は国や地方公共団体の財源確保への寄与を重視したといえる。」
2 一般図書
資料4 陸軍省編『日露戦争統計集 11』東洋書林, 1995【210.67/949/11】
資料5 福島幸宏編・解説『山東出兵時における「第三師団特種研究記事」』不二出版, 2005【210.72/シ3-2/24タ】
資料6 森田敏彦『戦争に征った馬たち』清風堂書店出版部, 2011【395.8/115】
資料7 太平洋戦争研究会編著『図説帝国陸軍』翔泳社, 1995【396.21/957/R】
資料8 金ケ崎町中央生涯教育センター編『旧陸軍省軍馬補充部六原支部官舎調査報告書』金ケ崎町教育委員会, 1992【521.86/923/タ】
資料9 帝国競馬協会編『日本馬政史 4』原書房, 1982【645.2/ニ2-3/4】
資料10 武市銀治郎『富国強馬』講談社, 1999【645.21/992】
3 郷土資料
宮城県における軍馬関係の資料として,次のものがありました。
資料11 仙台市史編さん委員会編集『仙台市史 通史編6』仙台市, 2008【K225/セ1-13/6】
pp.296-297に「軍馬の購入と競売」の項目があり,明治時代の宮城県内の軍馬に関する記述があります。
資料12 鳴子町史編纂委員会編『鳴子町史 下巻』鳴子町史編纂委員会, 1978【K233.2/ナ1/2】
pp.95-96に「鍛冶谷沢軍馬補充部」の項目があり,旧鳴子町での軍馬育成に関する記述があります。
資料13 仙台市歴史民俗資料館編『ガイドブック仙台の戦争遺跡 2008』仙台市教育委員会, 2008【K225/2008.X】
p.41に「昭和8年『満洲事変軍馬戦歿之碑』」「昭和15年『軍馬軍用動物彰忠碑』」についての記述があります。
資料14 郷右近忠男『海を渡った軍馬の昭和史』創栄出版, 1999【K395/1999.Z】
資料15 村井秀夫「軍馬軍用動物彰忠塔・慰霊碑遷座式について」『仙台郷土研究』復刊15巻2号(1991)【K201/セ】
資料尾16 平野一郎「田尻町内の徴発馬記念碑」『郷土たじり』8号(1986)【PK241.2/キ】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 軍事施設.軍需品 (395 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 軍馬
- 馬
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000139481