レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2009/09/18 14:39
- 更新日時
- 2019/03/08 14:45
- 管理番号
- 宮崎県立般192
- 質問
-
解決
県内の旧北川町・旧北方町・旧北浦町には庚申塔がそれぞれ百基以上が確認されている。また、『北浦町史』には宮崎市付近にも200基以上あると記されている。この旧三北の庚申塔の数が多いという特徴となりうるのか、全国的に比較できるデータはないか。
- 回答
-
庚申塔の数を全国的に比較できるデータは見つからなかったが、庚申塔懇話会に確認したところ、関東周辺には県内に二千、三千位は普通にあり、特に宮崎が多いという話は無いとのことである。
- 回答プロセス
-
『宮崎県史)』の民俗編(M書庫219600/7-4-3)を調べる。
この中に、西川功著の「宮崎県の石の民俗」から抜粋した宮崎県の市町村別の庚申塔の数が確認できるが宮崎市北部51南部40、北方町4,北川町13,北浦町8といずれも数が少なめになっている。
『宮崎の庚申塔』(田中茂/著 2008年)には県内の庚申塔についてまとめられているが、数にはふれられていない。著者の田中茂氏に伺ったところ、県内では県央と三北など県北が多いと思われるが正確な数に関しての調査はされていないとのこと。
田中氏に、紹介された庚申懇話会という全国的な組織の石川博司氏(東京都青梅市在住)に伺ったところ、関東では、各都・県二千、三千が普通にあり、特に九州が多いということもないのではないか、また庚申塔は一カ所に百基ある場合もあり、それを一つとカウントするか、百とカウントするかなど統一されていないので、誤差がある場合も考えられるとのこと。
ほか、『石が語るふるさと』(石が語るふるさと編集委員会/編 宮崎県教職員互助会 平成5年)(M書庫2028-6)、『庚申塔の研究』(清水長輝/著 名著出版 昭和63年)を確認したが、庚申塔の数の多いことを比較できるデータは無かった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 九州地方 (219 9版)
- 民間信仰.迷信[俗信] (387 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 庚申塔
- 照会先
-
- 庚申懇話会
- 田中茂氏
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000058147