レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年03月23日
- 登録日時
- 2019/01/31 16:48
- 更新日時
- 2019/05/17 16:25
- 管理番号
- 埼熊-2018-078
- 質問
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未解決
奈良時代、郡衙官人に仕えた舎人と兵衛の服装・装備について知りたい。
- 回答
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兵衛全般・武官全般の服装と、兵士全般の装備について記述のある資料はあったが、郡衙官人に仕えた舎人と兵衛に該当する資料は確認できなかった。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈分類番号:383 & 古代〉で検索する。
『古代服飾の研究 縄文から奈良時代』(増田美子著 源流社 1995)
p228「礼服【武官】」
「武官で礼服を着用できるのは、衛門府・左右衛士府の督(長官)・佐(次官)と左右兵衛府の督のみであった。」とあり。服装についての記述あり。左右兵衛府の督とは兵衛の長である。
p250-256「朝服・制服【武官】」
兵衛の服装・装備について記述あり。
2 自館目録を〈日本 & 古代 & 軍事〉で検索する。
『日本古代の武器・武具と軍事』(津野仁著 吉川弘文館 2011)
p172武器の私備の実態についての記述あり。
p264-270令制初期武器類の系譜あり。
『日本古代軍事構造の研究』(野田嶺志著 塙書房 2010)
p112-113 兵士の装備についての記述あり。
3 自館目録を〈軍防令〉で検索する。
『律令国家の軍事構造』(吉永匡史著 同成社 2016)
p22武器・武具についての記述あり。
4 自館目録を〈分類番号:383.1〉で検索する。
『日本服装史』(佐藤泰子著 建帛社 1992)
p34-35 表「養老律令・衣服令(出典「令義解」)」武官全般・兵衛の衣服について記載あり。
『日本服飾史』(増田美子編 東京堂出版 2013)
p46-50 衛門府衛士府の長官・次官と兵衛府の長官の服飾品についての説明と官位による形式の違いや色についての記述あり。
『奈良朝服飾の研究 本文編』(関根真隆著 吉川弘文館 1993)
p64-武官の朝服、制服についての記述あり。その他、各服飾品について項ごとに説明あり。
『図説 日本服飾史』(日野西資孝著 恒春閣 1953)
p34-36 武官の礼服についての記述と「武官礼服、朝服表」あり。
『図説日本文化史大系 第3巻 奈良時代』(児玉幸多編集 小学館 1965)
p367「服制」礼服・朝服・制服について記述あり。
p373「武装」武具についての記述あり。
『日本衣服史』(増田美子編 吉川弘文館 2010)
p84「武官の礼服」あり。
p90-92「武官の朝服」兵衛の服装について記述あり。
5 《国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈奈良時代 & 官服〉で検索する。
「図説日本民俗学全集 第8 (風俗・生活篇)」(藤沢衛彦著 あかね書房 1961)p139-140「朝服」の項。(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9541673 国会図書館)81-82コマ 図書館送信参加館内公開
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2017年3月22日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 郡衙官人
- 舎人
- 兵衛
- 服飾-日本-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000250899