レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/11/03
- 登録日時
- 2019/09/21 00:30
- 更新日時
- 2019/09/21 00:30
- 管理番号
- DR20181000330
- 質問
-
解決
ハロウィンの行事は日本でいつ頃から広まったのか。
- 回答
-
朝日新聞オンライン記事データベース「聞蔵2ビジュアル」で、昭和60(1985)年から平成29(2017)年までの期間で1年ごとのハロウィンに関する新聞記事の件数を調べた。この結果、昭和60(1985)年-昭和62(1987)年は記事がなく、昭和63(1988)年に初めて13件の記事が現れ、平成4(1992)年には38件まで上昇した。平成5(1993)年-平成9(1997)年にかけてやや件数が減った期間があったが、平成10(1998)年-平成16(2004)年まで年間50件前後で推移している。平成17(2005)年から上昇傾向が見られ、平成21(2009)年には100件、平成27(2015)年には200件を超えている。『現代日本の消費空間』p.25-p.36に「外来祝祭の成熟-1980年代以降」の項目がある。p.30-p.36に「ハロウィン-注目度の上昇と失速、そして新たな展開」の項目がある。1980年代前半にハロウィンが徐々に人々に知られるようになり、菓子や玩具業界が関連商品の販売を開始したことが書かれている。昭和60(1985)年頃から百貨店や菓子業界などが、本格的に秋の季節を演出するイベントとして注目を始める、と記されている。その後、ハロウィン関連の犯罪やバブル崩壊で社会情勢が一転し下火になっていく、と書かれている。1990年代の終わり頃から、レジャー性の高い一部のショッピング施設や遊園地などの娯楽施設が、ハロウィン行事の導入を始め、新たな展開をみせたことが記されている。『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうやめなさい』p.150-p.153に「1億人が盛り上がるハロウィン。国内の認知度もほぼ100%に。」の項目がある。平成9(1997)年に東京ディズニーランドがハロウィン仮装パレードをアトラクションに取り入れ、また同年、世界的ベストセラー「ハリーポッター」シリーズの第1巻が出版され、魔法使いに対する関心の高まりが追い風となって、ハロウィンの知名度が急速に広がったことが解説されている。
- 回答プロセス
-
ハロウィンの日本への浸透状況を調べるため、1年ごとの新聞記事の件数の推移を調べた。図書については、インターネットで「キーワード=ハロウィン AND 日本」で検索した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会学 (361 9版)
- 参考資料
-
- 『現代日本の消費空間』 関口英里 世界思想社 2004.10 361.5 , ISBN 4-7907-1084-X
- 『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』 本田哲也 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014.7 675 , ISBN 978-4-7993-1525-5
- キーワード
-
- ハロウィン
- ハロウィーン
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000261655