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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000141245
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼浦-2013-037
事例作成日
(Creation date)
2013年07月14日登録日時
(Registration date)
2013年11月27日 11時44分更新日時
(Last update)
2014年01月13日 14時20分
質問
(Question)
政治の分野で、「真正保守」「真正保守主義」とはどのようなことなのか具体的に知りたい。
回答
(Answer)
「真正保守」「真正保守主義」について、端的に説明された記述は見つからなかった。
参考に「真正保守」について記述があった雑誌・新聞記事や西部邁氏の著作を紹介する。

屋山太郎「安倍「強力」内閣の日本 真正保守の旗のもとに左派勢力は一掃される」(『Voice 2007年2月』p60-77 PHP研究所 2007)
p60「安倍晋三氏は「真正保守」の旗手たらんとして「憲法改正」をめざしているが」との記述あり。
p76「さらに首相官邸は「真正保守の再構築」を掲げる首相と思想・信条が近いメンバーで固められた。」とあり、「塩崎恭久氏」「下村博文氏」らの名前があげられている。

西部邁「真正保守革命のすすめ」(『中央公論 1989年6月号』p58-73 中央公論新社 1989)
p60「この砂漠めいた政治風土をくぐりぬけたところに展望される政治思想は、「けじめ」ある言葉と行動をこそ追求するものとしての、いわば「真正保守」の思想に違いないと思われる」
p71「ただし真正の保守派ならば、民衆を生者に限定しはしない。かつてチェスタトンがいったように、「死者には墓石でもって投票してもらおう」と構えるのが真正保守である。」等の記述あり。

安村廉「橋本自民党は真正保守たり得るか」(『改革者 1995年11月号』p42 政策研究フォーラム 1995)
「日本の伝統的諸価値を大切にし、バランスのとれた歴史観に立脚し、これらの健全な基礎のうえで、決して萎縮せぬ国家観やビジョンを打ち出すことだ。要するに「真正保守」の再結集だ。」とあり。

西部邁「『発言者』の十一年」(『正論 2005年4月号』p148-164 産経新聞社 2005)
p154-155「真正保守とは何か」章あり。
p155-156「伝統とは何か」「伝統とは国民精神における平衡感覚(という形式)のことである、とするのが真正保守の認識論でなければならない。」

「[論壇2005]3月「左」「右」の図式、相変わらず」『読売新聞 2005年3月22日 東京夕刊 4面』
「[論点]活気生む政治育てる時 徳山二郎(寄稿)」『読売新聞1995年1月10日 東京朝刊 18面
「(単眼複眼)西部邁氏主幹の「発言者」廃刊 「真剣な遊び」継続に満足」『朝日新聞 2005年4月26日 夕刊 10面』

「保守誕生」(西田昌司、佐伯啓思、西部邁著 ジョルダン 2010)
『幻像の保守へ』(西部邁著 文藝春秋 1985)
回答プロセス
(Answering process)
レファレンスブックを調査する。それぞれの索引に〈真正保守〉の語なし。
『イミダス 2007』(集英社 2007)『現代用語の基礎知識 2013』(自由国民社 2013)『社会科学大事典 20 索引』(鹿島研究所出版会 1971)

出版情報を〈真正保守〉で検索すると5件あり、いずれも県立未所蔵。
そのうち、「保守誕生」(回答資料)を所蔵館より取寄せて確認した。目次に「真正保守」なし。
p197-240「自由民主党への建白書(要項)」(西部邁起草)
p211の記述の解説に「伝統の保守という意味での「真正保守」は戦後において誕生していない、と見るべきだ。」とあり。

NDC分類〈311.4〉(保守主義)の棚を調査する。
『保守の辞典』(西部邁著 幻戯書房 2013)索引に語なし。
当館所蔵西部邁氏の著作を確認する。
『保守思想のための39章』(西部邁著 筑摩書房 2002)目次に「真正保守」なし。索引なし。
『幻像の保守へ』(西部邁著 文藝春秋 1985)
p100-134「福田恒存論 保守の真髄をもとめて」(初出『諸君 1985年4月号』)「真正の保守的精神」「真正の保守であること」等の記述あり。

他機関の調査
《国会図サーチ》を〈真正保守〉で検索すると228件あり。 所蔵雑誌の内容を確認した。
中西輝政著「真正保守勢力を結集し、福田政治に対峙せよ」(『諸君 2007年11月』p34-42 文藝春秋 2007)文中に「真正保守」の語なし
屋山太郎著「安倍「強力」内閣の日本 真正保守の旗のもとに左派勢力は一掃される」(回答資料)
西部邁「真正保守革命のすすめ」(回答資料)
安村廉「橋本自民党は真正保守たり得るか」(回答資料)
「総力ワイド真正保守を骨抜きにする5つの危険因子」(5本の論文)(『正論 2013年3月』p202-227 産経新聞社 2013)論文中に「真正保守」の語なし。
西部邁「“真正”保守主義のすすめ 第1回ルール意識の確立を」(『財界 1989年3月28日』p61 財界研究所 1989)文中に「真正保守」の語なし。

《NDL-OPAC(雑索)》を論題名〈真正保守主義〉で検索すると1件あり。
西部邁「"真正"保守主義のすすめ」(『財界 第46巻(16)』p22 財界研究所 1998)質問者閲覧済み。
《レファ協DB》を〈真正保守〉で検索するが該当なし。
《CiNii Books》をキーワード〈真正保守〉で検索すると2件あり。
「民主党大不況(カタストロフィ)」(中川八洋著 真正保守主義の会  2010)(県内公共図蔵)
「私の憲法論 : 真正保守による改正試案」(西部邁著 徳間書店 1999)(県内公共図蔵)

商用データベースの調査
《ヨミダス歴史館》
期間:平成 〈真正保守〉で全文検索した結果14件より下記の記事を確認した。
「[論壇2005]3月「左」「右」の図式、相変わらず」『読売新聞 2005年3月22日 東京夕刊(4)』
「評論家の西部 邁氏が主幹となって刊行してきた月刊誌『発言者』は今月、11年間の歴史に幕を閉じた。「真正保守」を標榜しつつ(中略)、その編集方針を継ぐ新雑誌『表現者』は、6月から隔月で刊行されるという。」とあり。
また、同記事に「西部氏は「『発言者』の十一年」(『正論』)でこう述べている」とあるため、正論の該当号を確認する。
西部邁「『発言者』の十一年」(回答資料)
14件のうち最も古い記事を確認した。
「[論点]活気生む政治育てる時 徳山二郎(寄稿)」『読売新聞 1995年1月10日 東京朝刊(18)』
「真の保守政治家とは、ただ手練手管がうまい者ではない。」「国家のシステムの中に公正な競争のシステムを作りだし、国会に活気を持たせることから始めなければならない。それがまず、真正保守の政治家の仕事であり」等の記述あり。
期間:明治・大正・昭和を全文検索するが該当なし。
 
《聞蔵Ⅱ》
縮刷版(1879-1989)を〈真正保守〉で検索するが該当なし。
朝日新聞・AERA・週刊朝日 1985~ を〈真正保守〉で検索する。10件のうち下記の記事を確認した。
「(単眼複眼)西部邁氏主幹の「発言者」廃刊 「真剣な遊び」継続に満足」『朝日新聞 2005年4月26日夕刊(10)』
「真正保守」をうたい、一連の「改革」路線やアメリカニズムへの批判の論陣を張ったが(以下略)」とあり。
知恵蔵を〈真正保守〉で検索するが該当なし。
事前調査事項
(Preliminary research)
《ジャパンナレッジ》で〈真正保守〉で検索したが該当なし。

以下の資料を調査したが、具体的に「こういうことだ」と書かれているものではなかった。
『正統の哲学異端の思想』(中川八洋著 徳間書店 1996)
「真正保守がこの国の活路をひらく」(吉澤国雄著 東洋出版 2006)
「誰も言えない国家論」(元谷外志雄著 産経新聞出版 2010)
「真贋の洞察 保守・思想・情報・経済・政治」(西尾幹二著 文藝春秋 2008)
「危ない!人権擁護法案」(人権擁護法案を考える市民の会編 展転社 2006)
『サンチョ・キホーテの眼』(西部邁著 文芸春秋 1989)
『日本の正道』(平沼赳夫著 PHP研究所 2007)
『国際摩擦と国際理解 1 岐路にたつ国際秩序』(法律文化社 1989)
『限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学』(宮台真司著 双風舎 2005)
NDC
政治学.政治思想  (311 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
真正保守
政治思想
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000141245解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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