レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年05月17日
- 登録日時
- 2017/10/17 19:54
- 更新日時
- 2017/10/17 20:00
- 管理番号
- 9000016592
- 質問
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解決
ランプ、ランタン(特に明治以降使用されたもの)の構造を知りたい。またその燃料は何か。
- 回答
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現在、一般的に「ランプ」と呼んでいるものは、油(石油)ランプ。
石油ランプは、油を入れる油壺、そこから石油を吸い上げ先に火をともす芯、芯の長さを調節する調節ネジ、芯の周囲に空気を入れる口金、芯と口金の上を覆うホヤ、さらにその上から覆って明りを反射させて明るさを増す笠などから成り立っている。
- 回答プロセス
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あかり、灯火、照明などから検索。また、暮らしという観点から、生活道具に関する資料を調べる。
ランプの構造については、児童向けの図書に図、写真を用いたわかりやすい資料があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 電灯.照明.電熱 (545 9版)
- 参考資料
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秋澤達雄 絵・文 , 秋澤, 達雄, 1930-. 絵で見る江戸の道具たち. 江戸民具街道, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011302570-00 (p100-130) -
宮本馨太郎 著 , 宮本, 馨太郎, 1911-1979. 灯火 : その種類と変遷. 朝文社, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002380580-00 , ISBN 4886951198 (p79-) -
朝日新聞社 編 , 朝日新聞社. あかり博物誌 : 灯火から照明への煌めき. 朝日新聞社, 1986. (シリーズ・グラフ文化史)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001788461-00 , ISBN 402258338X (p84,85) -
深光 富士男/著 , 坪内 富士夫/監修 , 藤原 工/監修 , 深光‖富士男 , 坪内‖富士夫 , 藤原‖工. くらしを変えてきたあかりの大研究 : たき火、ろうそくからLEDまで. PHP研究所, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I004865510-00 , ISBN 9784569780993 (p46-48,67) -
小泉和子 監修 , 小泉, 和子, 1933-. 昔の道具大図鑑 : 明治・大正・昭和に活躍! : 石油ランプからベーゴマまで. PHP研究所, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024355670-00 , ISBN 9784569783161 (p8) -
工藤員功 監修 , 工藤, 員功, 1945-. 昔の道具. ポプラ社, 2011. (ポプラディア情報館)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011097171-00 , ISBN 9784591122419 (p14) -
岩井 宏實/監修 , 中林 啓治/イラストレーション , 岩井‖宏実 , 中林‖啓治. 日本の生活道具百科 : イラストで見るモノのうつりかわり 2. 河出書房新社, 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000289680-00 , ISBN 4309610129 (p39)
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秋澤達雄 絵・文 , 秋澤, 達雄, 1930-. 絵で見る江戸の道具たち. 江戸民具街道, 2011.
- キーワード
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- ランプ
- ランタン
- 灯り
- 照明
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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現在、一般的に「ランプ」と呼んでいるものは灯油(石油)ランプ。
日本における石油に関する記録としては「日本書記」天智天皇の7年(668年)に「越(こしの)国(くに)、燃土(もゆるつち)と燃(もゆる)水(みづ)を献る」がある。江戸時代には灯油や薬用として一部で使用されてきた。
石油ランプが西洋から日本に持ち込まれたのは、安政6(1859)年、越後長岡の鈴木鉄蔵が横浜のオランダ人貿易商から購入したのが最初と言われている。この年はシリマンが石油ランプを発明し、 E・ドレークがペンシルベニア州で初めて石油の掘削に成功した年だった。明治5(1872)年頃には国産ランプも製造・市販され、明治30年代から大正初期にかけて全盛期を迎えた。
【2016.6.29現在】
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000223264