レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/04/20
- 登録日時
- 2011/06/01 02:07
- 更新日時
- 2024/03/30 00:34
- 管理番号
- M11050514309582
- 質問
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どうして岡山県(特に県北)には「セン」と読む山が多いのか。また、「○○仙」と書く山もあるのはなぜか。
- 回答
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『岡山の山やま 中巻』、『おかやまの山登り』には、「県北の山にせんと呼ぶ山が多いことについて」として、『地名と郷土 その1』と、『美作の民俗』を参考にあげている。
それらによると、8世紀に天台宗角磐山大山寺が開かれ、大(だい)も山(せん)も呉音であり、天台宗とともに大陸から渡ってきた目新しい文化であったため、そのハイカラな呼び方が近隣の山名にも普及した、とある。
また、県北の山々は多くの修験山伏の行場であり、行者(仙人)のこもる山をセンと呼び、仙とも書くようになった、とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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岡山県勤労者山岳連盟編『岡山の山やま 中巻』岡山 岡山県勤労者山岳連盟,1981,84p.
守屋益男編『おかやまの山登り』岡山 山陽新聞社,1983,263p. 参照はp.16-17.
『地名と郷土 その1』川上村(真庭郡) 蒜山地名研究会,1981,56p. 参照はp.23-27.
和歌森太郎編『美作の民俗』 吉川弘文館,1963,490p. 参照はp.266-279.
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岡山県勤労者山岳連盟編『岡山の山やま 中巻』岡山 岡山県勤労者山岳連盟,1981,84p.
- キーワード
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- 大山
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2011050514302909582
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000086996