レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年05月21日
- 登録日時
- 2019/02/15 12:30
- 更新日時
- 2019/05/23 16:11
- 管理番号
- 埼熊-2018-085
- 質問
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解決
日本の天皇に漢風諡号(かんふうしごう)が使われ出したのはいつからか。
- 回答
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以下の資料を提供した。
『坂本太郎著作集 第7巻 律令制度』(坂本太郎著 吉川弘文館 1989)
p255-275「四 列聖漢風諡号の撰進について」に記述あり。
中山千尋著「天皇の諡号と皇統意識-漢風諡号の成立をめぐって」(『日本歴史』2000年3月号 p1-20 吉川弘文館 2000.3)
p3「漢風諡号の撰進は御船が文部少輔となった天平宝字六年正月頃から開始され、彼が美作守に任ぜられた天平宝字八(764)年八月ごろまでの間に行われたと考えられるのである。」とあり。
(注)歴代天皇の諡号の一覧あり
p7-10 表1 史料に見る歴代天皇の諡号(和風諡号・漢風諡号)
p12-14 表2 『続日本紀』の編纂過程にみる天皇称号の採用の変遷
- 回答プロセス
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1 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈漢風諡号〉で検索する。
《ウィキペディア》「諡」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%A1 ウィキメディア財団)
2 自館目録を〈諡〉で検索し、参考図書を確認する。
『世界大百科事典 4(オ-カイ)』(平凡社 2007)
p209「おくりな 諡」
『日本史大事典 第1巻 あ~お』(平凡社 1992)
p1183「諡(おくりな)(注)文末に参考文献あり
『岩波日本史辞典』(石上英一[ほか]編 岩波書店 1999)
p279「1339 漢風諡号 かんふうしごう」
3 漢風諡号について自館資料を確認する。
(1)《国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈漢風諡号〉で検索し、自館所蔵の資料を確認する。
(2)NDC分類〈210.3〉の棚を確認する。
『日本古代王朝史論序説』(水野祐著 早稲田大学出版部 1992)
p122「大宝律令の公式令平出条の「天皇諡」あり。漢風諡号の撰定期と採用期淡海真人三船の選定についての記述あり。
『古代祭祀の歴史と文学』(岡田精司編 塙書房 1997.12)
p65-93 榎村寛之著「諡号より見た古代王権継承意識の変化」
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2017年5月24日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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- 『坂本太郎著作集 第7巻 律令制度』(坂本太郎著 吉川弘文館 1989) , ISBN 4-642-02222-8
- 『日本歴史 2000年3月号』(吉川弘文館 2000.3) , ISBN 4-582-00514-4
- キーワード
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- 漢風諡号
- 諡
- 淡海三船(オウミノ ミフネ)
- 淡海御船(オウミ ミフネ)
- 藤原 不比等(フジワラ フヒト)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000251750