以下の資料を紹介した。
・『アメリカの世紀 4 ラプソディ.イン.ブルー 1920-1930』Time‐life books編集部/編 西武タイム 1985年
p124 スノッブにアピールする広告
「…地下室にいってアメリカン・ラジエーター社のクリーン暖房を楽しみ、(略)という広告が多かった。…」との記述があり、「AMERICAN RADIATOR COMPANY」の「HEAT MACHINE」という商品の広告が掲載されている。広告の中に書かれている英文の一節で、ニューヨークに住む建築家が“It is the most efficient heating plant on the market,and is very easily kept clean," と言っている。
・『暖房の文化史』ローレンス・ライト/著 八坂書房 2003年
p242 「1880年代になると、アメリカではどの都市でも、多くの会社がスティーム暖房を行っていた」との記述あり。
・『紐育』原田棟一郎/著 政教社 1914年
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/950743/153 (国立国会図書館デジタルコレクション インターネット公開 最終確認:2016年11月18日)
p201~ 二〇 アッパートメント
p205に「冬は蒸気パイプで春のやうに暖かいが…」との記述あり。
・『住宅建築』光岡義一/編 建築世界社 1916年
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/954690/294 (国立国会図書館デジタルコレクション 参加館内公開 最終確認:2016年11月18日)
p444~ 暖房設備の発達
p447 六、 最近に於ける此等の米国に於ける発達はさらに驚く可き者にして、其の配布の理論を配電方法に則り中央配暖所なるものを設け此處にて蒸気又は温水を造り、地下に依って市街各工場、事務所、学校或は市街住宅等に供給販売する所謂ストリクト、ヒーチングの隆盛となった。
…との記述あり。
・『アメリカ生活』川口義久/著 太田書店 1920年
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/964233/111 (国立国会図書館デジタルコレクション インターネット公開 最終確認:2021年11月12日)
p182~ ストーブの様子が書かれているが、著者はオハイオ州立、イェールの両大学を卒業したと述べており、ニューヨークの話ではない可能性が高い。