レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年05月31日
- 登録日時
- 2010/06/02 17:14
- 更新日時
- 2018/02/28 18:29
- 管理番号
- 01189春日
- 質問
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解決
九州飛行機(現・㈱渡辺鉄工)または㈱筑紫工業についての資料が知りたい。
- 回答
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海軍指定工場の「渡辺鉄工所」は、昭和5年(1930)に飛行機部門を、福岡市千代町から筑紫郡那珂町麦野25番地の省線雑餉隈駅西沿いに移し、翌年から生産を始めた。水中兵器部門も同6年に移転し、魚雷発射管、爆雷等の製造を始めた。11年12月には、西接地の春日村大字須玖大荒の農地を買収し、工場を拡張した。
昭和18年10月には航空機需要の増大に対応し生産の合理化を図るために、水中兵器部門を分離して別会社「九州兵器株式会社」を設立し、飛行機部門は「九州飛行機株式会社」と改称した。
昭和19年4月1日、民間工場の軍需生産を陸軍・海軍・商工省が一括して管理するために、軍需省が発足した。
九州には福岡軍需管理部が設置され、九州飛行機株式会社、九州兵器株式会社はその管理下に入った。
20年4月、B29による空襲を避けるために、九州飛行機株式会社は工場近郊の山林や下請工場に疎開した。
九州兵器株式会社は一部が疎開しただけで大部分は工場内に残留した。
以上、『春日市史㊥』241pより。
247~268pにさらに詳しい記述あり。
その他、米軍の春日原進駐に関する部分に少し記述あり。
『春日市史㊥』390~391p、396~398p
『福岡駅風土記』(葦書房/1974年)58~59p 南福岡駅の項目に少し記述あり。
奴国の丘歴史資料館に春日市史編纂資料あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219 9版)
- 参考資料
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- 『福岡駅風土記』(Q686.2フ/110041613)
- キーワード
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- 九州飛行機
- 渡辺鉄工
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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㈱渡辺鉄工のHPに会社の沿革の年表あり。
会社のトピックとして、大刀洗平和祈念館の記事で変遷が紹介されている。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000067295