レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/07/17
- 登録日時
- 2018/07/13 00:30
- 更新日時
- 2018/07/13 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-180008
- 質問
-
解決
岐阜県大垣市にある金生山について書かれた資料はあるか。 地名の由来や歴史、産出資源である大理石工業について知りたい。
- 回答
-
以下の資料を御案内します。※【 】内は当館請求記号です。
資料1 『日本歴史地名大系 21』平凡社, 1989【291.03/ニ12/21R】
pp.268-269「金生山」の項
「赤坂町から揖斐郡池田町にまたがる標高二一七メートルの山。古くから赤坂山の名でも知られ、江戸時代の記録(中山道分間延絵図など)の多くも、赤坂宿の名をそのまま山の名として記している。(中略)明治期に入り赤坂の地は宿場町から石灰・大理石鉱業の町へと変化するが、昭和一〇年代には石灰の生産高日本一を誇ったという。(後略)」
資料2 岐阜県百科事典制作委員会『岐阜県百科事典 上巻』岐阜日日新聞社, 1969【291.53/691/1R】
p.486「きんしょうざん 金生山」の項
「(前略)金生山は大理石の山としても有名で、山から採掘した大理石は建築、装飾材料とし、わが国第一の矢橋大理石工場がある。(後略)」
資料3 村石利夫『日本山岳ルーツ大辞典』竹書房, 1997【291.03/97Z/R】
p.656「金生山」の項
「(前略)【山名のルーツ】 山全体が石灰岩からなり、金鉱石が掘り出されることから付いた山名。山麓に金生神社、化石館がある。」
資料4 『日本の地誌 7』朝倉書店, 2007【291.08/05Y/7】
p.316「Ⅲ.東海地方の地域誌」の項
「(前略)大垣市赤坂地区の金生山は,石灰石の鉱山であり,その山麓に石灰工業が集中的に立地している.(中略)金生山は,石灰石とともにかつて大理石を産しており,岐阜県西濃地方の石材工業は,この大理石の産出を歴史的基盤として成立した.(後略)」
資料5 網野善彦, 石井進『中世の風景を読む 3』新人物往来社, 1995【210.4/94Z/3】
pp.299-300「例祭と金山祭」の項
「(前略)金生山は、池田山系の東端に位置し、古代美濃国国府の東、国分寺のすぐ近くに位置しており、近年は大理石の生産で有名であるが、かつては銅や鉄も産出し、第二次大戦中には鉄鉱石も採掘されていたと聞く。(後略)」
p.303「金生山の赤鉄鉱」の項
「(前略)金生山はその名のごとく、金を生むと書き、その場所も赤坂に位置する。前述したように金生山は古くから大理石を産する山として名高く、全山石灰岩の山である。(後略)」
資料6 『岐阜県史 通史編 現代』岐阜県, 1973【215.3/キ1/9】
p.369「第四章 産業経済」項中の「石灰石」の項
「(前略)赤坂の金生山鉱山は、交通の便のよい位置にあって、早くから開発されており、鉱業権は一本であるが、実際には河合石灰工業・上田石灰製造・矢橋石灰工業等の約二〇社が石灰石を採掘してきた。また、その大部分は生石灰に製造され、主として鉄鋼業用・化学工業用として送り出されてきた。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 中部地方 (215 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 地誌
- 石材
- 鉱山
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 図書館
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000238457