レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年04月18日
- 登録日時
- 2018/02/28 15:13
- 更新日時
- 2018/03/27 14:47
- 管理番号
- 新県図-01348
- 質問
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解決
新潟を詠んだ「八百八楼、涼しきこと水に似たり簾をかかぐ七十二橋の風」という詩について
- 回答
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当館所蔵資料を調査したところ、以下の(1)(2)の資料にお探しの詩の一節についての記述がありました。
(1)「越後路の頼三樹(1)」(渡辺秀英/著 『郷土新潟』第13号 新潟郷土史研究会 1971 p51~57)
p57に頼三樹三郎が詠んだ七言絶句の漢詩「柳梢眉月夜微濛」があり、その一部に該当の一節がありました。ただし、書き下し文では「八百八楼涼水に似たり 簾を掀ぐれば七十二橋の風」とあります。
また漢詩の作成年や収録されている著作についての記述はありません。なお、p52に「弘化四年十一月、米沢を発した三樹は大里峠の雪路を越えて越後路へと足を踏み入れた。」と記述があります。また、p51に新潟割烹の行形亭で所蔵している漢詩「柳梢眉月夜微濛」が書かれた掛け軸の写真が掲載されています。
(2)『頼三樹伝』(木崎好尚/著 今日の問題社 1943)
p172に、頼三樹三郎が「柳梢の眉月、夜微茫。江は渠流に入って、曲々に通ず。八百八街、涼、水の如し。 簾を掀ぐ、七十二橋の風」と詠んだという記述があります。
また漢詩の作成年や収録されている著作についての記述はありません。なお、p167に「嘉永元年(二月廿八日改元)(三樹、廿四歳)の正月、越後に入り、」と記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 北陸地方 (214 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 頼三樹三郎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000231557