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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000253858
提供館
(Library)
茨城県立図書館 (2110017)管理番号
(Control number)
茨城-2018-054
事例作成日
(Creation date)
2018/04/30登録日時
(Registration date)
2019年03月27日 00時30分更新日時
(Last update)
2019年03月27日 15時29分
質問
(Question)
常磐線開通当時(明治時代)福島県で常磐線を敷くために尽力した人を探しています。特に福島県相馬郡新地町の人がいたら教えてください。また、線路がなぜ海岸線沿いを走ることになったのか、そのいきさつがわかったら教えてください。よろしくお願いします。
回答
(Answer)
ご質問のありました「常磐線開通当時の状況」について,次のとおり回答しますので,ご確認ください。
お電話でも説明しましたとおり,当館では,茨城県内については郷土資料として積極的に収集していますが,お探しの岩沼方面については,十分な資料がありません。福島県内の方を探すのであれば,福島県立図書館へご相談ください。
書名の下のリンクは,国立国会図書館の国会図書館サーチへのリンクです。
また,人名については,いずれも一般的な人名辞典や百科事典に掲載されている者でしたので,お住まいの地域の図書館等でご確認ください。

(1)『茨城県史 近現代編』 東京都立中央図書館所蔵あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001716104-00
p.229-233「鉄道敷設の社会的影響」
茨城県内でのルート選定(水戸線・土浦線)についての解説はありますが,福島県内のルートについては特に説明がありません。
p.231「常磐線敷設のねらいは、県北部の磐城地方で産出する石炭を京浜地帯に直接輸送するうえで不可欠であった。」

(2)『線路は未来へつづく 常磐線の100年』  国立国会図書館所蔵あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002724751-00
p.28「常磐地区の鉄道建設計画」
常磐線建設の理由について次のような説明があります。
「太平洋に沿った常磐線の建設の大きな要因となったのは、茨城・福島両県の県境付近一帯から産出する「常磐炭」、すなわち石炭の輸送にあった。その計画の最初は、福島県磐城地方の郡長有志が、水戸鉄道会社の水戸と福島県の平を結び、石炭輸送の便を図るための常磐炭鉱鉄道会社の設立計画であった。計画の中心となったのは白井遠平である。その当時、石炭の輸送は小名浜などからの海上輸送が主体であったが、主たる消費地である東京までは搬送ルートが長く、また、天候や海上の波高などによっては運航できないことが多かった。そこで安全で安定した輸送ルートを早急に必要としたのであった。」

(3)『日本国有鉄道百年史 4』  東京都立中央図書館・多摩図書館所蔵あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001167811-00
p.295-300「土浦線・磐城線および隅田川線」
上記(1)・(2)同様,常磐炭鉱の石炭を輸送するため,計画された旨が解説されています。
また,日本鉄道会社が建設・運営に当たった理由について,「この地方が古来陸前浜街道が走っていて交通量も多く,将来岩沼・東京間が開通すれば,日本鉄道線の有力な競争線になる可能性を考え」とあります。
白井遠平の名が挙がっています。

(4)『東北・常磐線120年の歩み』  国立国会図書館所蔵あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007489511-00
p.17-20「海岸線全通まで」
上記(1)~(3)同様,石炭輸送のため建設計画が立てられたことが解説されています。
特に,人名は挙がっていません。

(5)『郷土茨城の歴史』  東京都立中央図書館所蔵あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002543003-00
p.279-281「常磐炭田と常磐線の開通(北茨城市)」
p.280「常磐炭鉱鉄道創立計画」に名を連ねた者として,「福島県内で郡長を歴任し、かたわら私財を費やして常磐炭の効率的な域外搬出方法を研究してきた白井遠平」,「明治財界の指導者渋沢栄一」,「茨城県出身の金融資本家川崎八右衛門」,「我が国のセメント業に興隆者として名を残し、常磐炭田での炭鉱経営にも当たった浅野総一郎」の名が挙がっています。

(6)『いわき市史 第3巻』 東京都立中央図書館所蔵あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I021388889-00
p.340-341「常磐線の開通」
建設準備を進めた者として,「浅野総一郎」「白井遠平」が挙げられています。
p.341 常磐鉄道期成同盟会の請願の引用があります。

(7)『いわき市史 第10巻上』 東京都立中央図書館所蔵あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I056225641-00
p.566-569上記(6)で引用されている常磐鉄道期成同盟会の請願である「明治25年 常磐鉄道布設請願」の掲載があります。
p.969の解説には,「菊多・磐前・磐城・楢葉・標葉・行方郡の七郡八六カ村の鉄道布設についての請願で、浜通りに鉄道の必要性を地理的に経済的に詳述し、七郡の有志が署名している。」と書かれています。
発起人等の記載がありますが,史料につき解説はいたしかねますので,ご自身の目でご確認くださいますようお願いします。

その他確認済資料
×『茨城県史料 近代産業編2』(請求記号:イ200/5/5-5-2,資料番号:001052824784)
×『鉄道関係史料 1(茨城県立歴史館史料叢書 7)』(請求記号:イ069.6/イレ/7,資料番号:001053204853)
×『鉄道関係史料 2(茨城県立歴史館史料叢書 13)』(請求記号:イ069.6/イレ/13,資料番号:001053867394)
回答プロセス
(Answering process)
(1) 質問者に確認→福島県内の図書館等に依頼しているか。
→なし。当館では茨城県内の資料を郷土資料として収集しているため,福島県内については資料が少ない。福島県立図書館も案内。

(2) 常磐線の歴史についての図書を確認。
(3) 茨城県史,いわき市史を確認。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
鉄道運輸  (686 9版)
東北地方  (212 9版)
関東地方  (213 9版)
参考資料
(Reference materials)
茨城県史近現代編茨城県史編集委員会/監修茨城県
線路は未来へつづく東日本旅客鉄道株式会社水戸支社
日本国有鉄道百年史4日本国有鉄道/〔編〕日本国有鉄道
東北・常磐線120年の歩み三宅 俊彦(1940~)/著グランプリ出版
郷土茨城の歴史秋山 高志(1934~)/編ぎょうせい
いわき市史第3巻いわき市史編さん委員会/編いわき市
いわき市史第10巻 〔1〕いわき市史編さん委員会/編いわき市
キーワード
(Keywords)
常磐線(ジョウバンセン)
磐城線(イワキセン)
海岸線(カイガンセン)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物,地名
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000253858解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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