レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/01/25
- 登録日時
- 2017/04/12 00:30
- 更新日時
- 2017/04/12 00:30
- 管理番号
- 6001021679
- 質問
-
解決
戦国時代の城主の暮らしについて書かれた資料はありますか。
- 回答
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戦国大名の暮らし全般に関して記述されている資料がありましたので紹介します。
『決定版戦国時代考証総覧』(新人物往来社 1997.6)
「戦国武将の生活」という項目に作法、衣服、住居、年中行事に関して記されています(p.68~79)
『戦国の城砦』(楠戸義昭/著 新紀元社 1994.10)
「武士の生活」の中に「子供の時から、乳母や守り役にまかされた若君、姫君は、男ならば帝王学を教え込まれ、漢学、兵法から和歌にいたるまで広く勉強した」との記述があり、年中行事に関する記述もあります(p.167~170)
『東北の中世史4:伊達氏と戦国争乱』(柳原敏昭/企画編集委員 吉川弘文館 2016.1)
「戦国期奥羽の宗教と文化」(佐々木徹/著)という論文が収録されています。その第3項目「戦国大名・国衆らの政治と信仰・文化」に「寺社・霊場・宗教者といった存在やそれらへの信仰、また武芸・文芸への嗜みが、戦国大名や国衆らの政治・外交・軍事の場をさまざまな角度から支えていたことは、よく知られたことであろう」として、「政治と信仰」「弓馬の術」「蹴鞠」「和歌・連歌」とに分けて記述されています(p.235~241)
『武士はなぜ歌を詠むか:鎌倉将軍から戦国大名まで』(小川剛生/著 角川学芸出版 2008.7)
「関東を中心に、鎌倉将軍宗尊親王、室町将軍足利尊氏、江戸城を築いた名将太田道灌、そして今川、武田、北条の戦国大名三強を取り上げて、武家社会における文学伝統の足跡をたどる」という内容紹介文が記載されています。
『戦国の風景:暮らしと合戦』(西ケ谷恭弘/著 東京堂出版 2015.9)
「武器・戦術」「食文化」「住居」「服飾」「風俗・儀礼」の5つの章に分けて、史料を紹介しながら記述されています。
『家忠日記』(松平家忠/著(他) 吉川半七 1897)
内容紹介には「徳川家康に仕えた松平家忠の日記。文禄3年(1594)までの記事がある。諸大名の動静や武士の生活を知ることができる。」と書かれています。
※この史料の活字資料ならびに解説書は以下のとおりです。
『続史料大成 第19巻 増補:家忠日記 』(竹内理三/編 臨川書店 1979.2)
『続史料大成 19:家忠日記1』(竹内理三/編集 臨川書店 1967)
『続史料大成 20:家忠日記2』(竹内理三/編集 臨川書店 1967)
『松平家忠日記』(盛本昌広/著 角川書店 1999.3)
『松平家忠日記と戦国社会』(久保田昌希/編 岩田書院 2011.7)
※刊行された『家忠日記』の中には国立国会図書館でインターネット公開されているものもあります。
(2017年1月25日現在)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/772513
「事例作成日:2017年1月25日」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
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- 決定版戦国時代考証総覧 新人物往来社 1997.6 (68-79)
- 戦国の城砦 楠戸/義昭∥著 新紀元社 1994.10 (167-170)
- 東北の中世史 4 柳原/敏昭‖企画編集委員 吉川弘文館 2016.1 (235-241)
- 武士はなぜ歌を詠むか 小川/剛生∥著 角川学芸出版 2008.7
- 戦国の風景 西ケ谷/恭弘‖著 東京堂出版 2015.9
- 続史料大成 第19巻 増補 竹内/理三∥編 臨川書店 1979.2
- 続史料大成 19 竹内/理三∥編集 臨川書店 1967
- 続史料大成 20 竹内/理三∥編集 臨川書店 1967
- 松平家忠日記 盛本/昌広∥著 角川書店 1999.3
- 松平家忠日記と戦国社会 久保田/昌希∥編 岩田書院 2011.7
- http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/772513 (家忠日記)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000214705