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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000200037
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2016-077
事例作成日
(Creation date)
2016年03月17日登録日時
(Registration date)
2016年11月18日 14時53分更新日時
(Last update)
2017年01月05日 15時57分
質問
(Question)
寿能泥炭層遺跡の漆塗り櫛の遺物としての年代と発掘された年について書かれた資料があるか知りたい。
回答
(Answer)
県立熊谷図書館所蔵の郷土資料は資料移動のため使用できず、県立久喜図書館所蔵資料のみで調査し、以下の資料を紹介した。

『大宮市史 別巻 1 補遺・年表』(大宮市編 大宮市 1985)
 発掘調査は昭和53年10月から同56年5月までの約1年8ヵ月間行われ、平安時代のツゲ製の櫛、縄文時代の漆塗り櫛9点および古墳時代の漆塗り櫛が出土している。
 また同書図版4には『新編埼玉県史 通史編 1』(埼玉県編 埼玉県 1987)の口絵と同じものを含む5点の櫛の写真があり、「縄文時代の櫛」と説明されている。

以下は資料移動終了後の追加調査で関連記述を確認できた資料
『寿能泥炭層遺跡発掘調査報告書 人工遺物・総括編(遺構・遺物)』(埼玉県立博物館編 埼玉県教育委員会 1984)
 「Ⅰ 発掘調査の概要」によると、第1次調査が昭和54年10月22日から昭和55年8月15日、第2次調査が昭和55年9月24日から昭和56年5月10日とあり。
 ただし、『大宮市史 別巻1 補遺・年表』の発掘調査時期と異なる記述である。
 『新編埼玉県史 通史編 1 原始・古代』の写真「寿能泥炭層遺跡の漆塗り櫛」は縄文時代加曽利B式期の櫛2点、縄文時代安行式期の櫛1点が掲載されている。
回答プロセス
(Answering process)
1 質問者事前調査ウェブサイト《埼玉県立図書館 新編埼玉県史 通史編1 原始・古代 口絵・図版目次》の資料を確認する
『新編埼玉県史 通史編 1 原始・古代』(埼玉県編 埼玉県 1987)
 口絵7に「寿能泥炭層遺跡の漆塗り櫛(大宮市)」あり。
 p136 [第2章 縄文時代]「二 寿能泥炭層遺跡の発掘」-「寿能泥炭層遺跡の発見」を参照するが発掘期間、漆塗り櫛に関する記述なし。

『大宮市史 別巻1 補遺・年表』(前掲資料)
 p78-102 寿能泥炭層遺跡の記述あり。
 「発掘調査は昭和53年10月から同56年5月までの期間に約1年8ヵ月を要し」「調査によって判明した遺跡の存続期間は、約1万年前の縄文時代草創期から平安時代までの間である。」とあり。
 また検出された遺物の項目のうち木器・木製品には「平安時代の木製品には、ツゲ製の櫛がある」、漆製品には「縄文時代(中略)櫛は9点出土している。形態は堅櫛である。」「古墳時代 漆製品には、椀と櫛がある。櫛は古墳時代に特徴的な堅櫛であり、黒漆が塗られている」との説明あり。
 p93「図版4 縄文時代の櫛」として、『新編埼玉県史』口絵の櫛を含む5点の写真あり。

2 インターネット情報を調査する
《東京国立博物館 北海道の続縄文文化》( http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=2506  東京国立博物館)
 「櫛残欠 1個 埼玉県さいたま市大宮区寿能 寿能泥炭層遺跡出土 縄文時代(後期)・前2000~前1000年 埼玉県教育委員会蔵」とあり。
《国会図書館デジタルコレクション》( http://dl.ndl.go.jp/  国会図書館)を〈寿能泥炭層遺跡〉で検索する。
早川智明[ほか]著「寿能泥炭層遺跡発掘調査小報」(「信濃 [第3次]. 34(6)(390)」p476-486 信濃史学会編 1982.6)
 p483(10コマ)「櫛は9点出土しており、後期安行式期に比定される1点を除く、8点は、全て加曽利B式期のものである」とあり。p477-478本文中の説明によると、安行式期、加曽利B式期とも縄文時代中期から後・晩期にかけての堆積層とのこと。( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6069872  国会図書館)国会図書館/図書館送信参加館公開

以下、追加調査
自館目録を〈寿能泥炭層遺跡〉で検索する。
『寿能泥炭層遺跡発掘調査報告書 人工遺物・総括編(遺構・遺物)』(前掲資料)
 p548-550に加曽利B式期(後期中葉)7点と安行式期2点の櫛について説明と図あり。
 p629、637に古墳時代から平安時代の櫛の図2点あり。(図491、500)
 『新編埼玉県史 通史編 1 原始・古代』の写真と比較、縄文時代加曽利B式期の櫛2点、縄文時代安行式期の櫛1点が掲載されていたことが分かる。
『寿能泥炭層遺跡発掘調査報告書 人工遺物・総括編(分析調査・考察・総括)』(埼玉県立博物館編 埼玉県教育委員会 1984)
 p797-798「櫛の製作法の復元」、巻末写真図版PL XXXⅣに「櫛のレントゲン写真」あり。(加曽利B式期6点、安行式期2点、古墳時代1点)
『寿能泥炭層遺跡発掘調査報告書 人工遺物・総括編(写真図版)』(埼玉県立博物館編 埼玉県教育委員会 1984)
 PL Hに「飾り櫛」のカラー写真6点、PL197に「縄文時代~平安時代の櫛」の白黒写真10点あり。

ウェブサイトの最終アクセス日は2016年11月21日。
事前調査事項
(Preliminary research)
《埼玉県立図書館 新編埼玉県史 通史編1 原始・古代  口絵・図版目次》( https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/saitama/mokuji/kensi/kensi_t1k.html  埼玉県立図書館)「7 寿能泥炭層遺跡の漆塗り櫛(埼玉県立博物館提供)」
NDC
貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション  (090 9版)
歴史学  (201 9版)
関東地方  (213 9版)
参考資料
(Reference materials)
『大宮市史 別巻 1 補遺・年表』(大宮市編 大宮市 1985)
『寿能泥炭層遺跡発掘調査報告書 人工遺物・総括編(遺構・遺物)』(埼玉県立博物館編 埼玉県教育委員会 1984)
キーワード
(Keywords)
寿能泥炭層遺跡(ジュノウデイタンソウイセキ)(埼玉県さいたま市大宮区)
遺物
髪飾り
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000200037解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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