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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000207451
提供館
(Library)
県立長野図書館 (2110021)管理番号
(Control number)
県立長野-16-053
事例作成日
(Creation date)
2017年1月5日登録日時
(Registration date)
2017年01月28日 12時25分更新日時
(Last update)
2019年03月13日 12時22分
質問
(Question)
善光寺本堂にある本尊の入った厨子と善光寺の開山に関わった三卿(善光・弥生・善佐)像が安置されている厨子(三卿厨子)の建造に関する資料を知りたい。
また、『大勧進日記』の翻訳をされている資料があるか。
回答
(Answer)
1. 本尊の厨子
 善光寺本堂に本尊が安置されている厨子は、元禄6年(1693年)江戸浅草大仏師、西村左近和秀作とされている。背負子型で幅84cm、奥行67cm、高さ93cmとなっている。
 瑠璃壇(宮殿)は、寛政元年(1789年)に徳川桂昌院が寄進したとされ、高さ160cm、幅、奥行き91cmの大きさで初代の立川和四郎富棟の作となっている。
出典:『善光寺史研究』小林計一郎著 信濃毎日新聞社 2000【N181/194】 p.708、p.1004
『善光寺大紀行』田中 欣一編
一草舎 2009(「信州の大紀行」シリーズ)【N181/236】p.113-114
『善光寺の匠と技』相原文哉著 銀河書房 1987【N521/100】p.62-63

2. 三卿厨子
 厨子は、宝永4年(1704年)の作(天井板裏墨書銘)で寄棟造、本瓦形板葺となっており、作者の記載が確認できないが、本堂と共に国宝に指定(1953年(昭和28年)3月31日)されている。善光三卿坐像は、元禄5年(1692年)に江戸浅草、山口庄三郎の寄進とされている。
 善光寺事務局に問い合わせたが、三卿厨子の作者は確認できなかった。
出典:『善光寺史研究』小林計一郎著 信濃毎日新聞社 2000【N181/194】 p.708、p.1004
『善光寺大紀行』田中 欣一編
一草舎 2009(「信州の大紀行」シリーズ)【N181/236】p.113-114
  『立川流の建築』細川隼人著 諏訪史談会 1975【N521/46】p.76
『長野県文化財目録(平成15年3月31日現在)』長野県教育委員会編
長野県立歴史館 2003【N709/50/'03】p.56 

3. 大勘進日記
 『大勧進日記』という資料名での所在確認はできない。翻訳された資料ではないが、以下3点の『日録』を県立長野歴史館が所蔵している。
 『宝暦九年日録』
 『延享三年日録』
 『延享四年日録』
 善光寺大勧進にも問い合わせるが、確認できなかった。
回答プロセス
(Answering process)
1. 当館の蔵書を「善光寺史」「善光寺本堂」などで検索する。

2. 郷土資料・仏教の棚で、善光寺関係の資料を見る。本尊の厨子と三卿像の入った厨子の内容を確認する。

3. 三卿厨子が作られた経緯等の資料を調べる。
 『善光寺史研究』p.1023に「1789年(寛政1年)、大勧進等順が表門を建てる。-(中略)-ついで富棟が本尊厨子、三卿厨子をつくる」とあり、出典として依頼者が確認済みの『立川流の建築』が挙げられていた。『長野県文化財目録(平成15年3月31日現在)』より三卿厨子が国宝指定であることを確認する。『善光寺大紀行』で善光三卿坐像の寄進年を確認するが、作者に関する記載が確認できない。他の善光寺に関する資料で三卿厨子の作者を検索するが確認できない。

3. 善光寺へ問い合わせるが作者の確認はでなかった。

4. 『大勘進日記』について、書名検索をするが資料が見当たらない。『国書総目録 第5巻』岩波書店 1967【023//5】にも、掲載はない。東京大学史料編纂所が『善光寺大勧進文書』の写本【最終確認2018.12.12】を所蔵していることがわかる。内容は不明。
当館資料を蔵書検索システムで「大勧進」を検索するが見当たらない。貴重書類の目録も検索するが、確認できなかった。県内図書館や博物館等で「大勧進」に関する資料を探す。県立歴史館に今井家文書の『日録』を確認する。
 今井家文書は、県立長野図書館が昭和35年(1960年)6月に今井守氏から寄贈を受けた文書で、現在、長野県立歴史館に移管されている。今井家は、水内郡善光寺町(現 長野市横沢町)にあり、永く善光寺大勧進の代官を務めており、善光寺と善光寺関連の文書が多くある。
 長野県立歴史館へ問い合わせ、翻訳された資料ではないが閲覧は可能であることを確認する。
 なお、善光寺大勧進に問い合わせたが、『大勧進日記』と題する文書の所蔵はない。所蔵目録は閲覧が可能との回答だった。
事前調査事項
(Preliminary research)
『立川流の建築』p.76に立川富棟が善光寺の厨子と三卿厨子の制作をした記載を確認済
NDC
仏教教理.仏教哲学  (181)
日本の建築  (521)
参考資料
(Reference materials)
小林計一郎 著 , 小林, 計一郎, 1919-2009. 善光寺史研究. 信濃毎日新聞社, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007285727-00 , ISBN 4784098569 (【N181/194】 p.708, p.1004)
田中欣一 責任編集 , 田中, 欣一, 1929-. 善光寺大紀行 : 女性にやさしい庶民の大寺. 一草舎出版, 2009. (「信州の大紀行」シリーズ ; 6)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010087972-00 , ISBN 9784902842579 (【N181/236】p.113-114)
相原文哉 著 , 相原, 文哉, 1946-. 善光寺の匠と技 : 絵で見る善光寺本堂の造営. 銀河書房, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001884371-00  (【N521/100】p.62-63)
キーワード
(Keywords)
善光寺
厨子
三卿厨子
大勧進
照会先
(Institution or person inquired for advice)
善光寺事務局【最終確認2017.1.5】
大勧進 事務局【最終確認2016.12.27】
県立長野歴史館【最終確認2017.1.5】
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000207451解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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