レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/10/24
- 登録日時
- 2018/01/15 00:30
- 更新日時
- 2018/01/15 00:30
- 管理番号
- 6001027958
- 質問
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解決
インドの僧・龍樹の教義について論じた資料を知りたい。また、彼の著作物とその現代語訳が掲載されている資料を知りたい。
- 回答
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●龍樹について
・『岩波仏教辞典 第二版』(中村元/編集 岩波書店 2002.10)
p.1047 によると、「150-250頃。 ナーガールジュナの漢訳名。初期大乗仏教を確立した大論師。・・・後に日本では<八宗の祖>とも称された。」とあります。
・『世界伝記大事典 世界編 7 トム~ハリ 』(ほるぷ出版 1981.6)
p.73-75 「ナーガールジュナ」の項にチベット最初の仏教史“プトンの仏教史”による伝記が掲載されています。
●龍樹の教義について
・『竜樹(ナーガールジュナ):空の論理と菩薩の道』(瓜生津隆真/著 大法輪閣 2004.10)
・『ブッダと龍樹の論理学:縁起と中道』(石飛道子/著 サンガ 2007.10)
・『龍樹『根本中頌』を読む』(桂紹隆/著 春秋社 2016.10)
主著「根本中頌」のサンスクリット原典からの全訳が掲載。
・『龍樹と龍猛と菩提達磨の源流:サータヴァーハナ王朝・パーンドゥ王朝・ボーディ王朝』(佐々井秀嶺/著 東方出版 2015.6)
・『龍樹造「方便心論」の研究』(石飛道子/著 山喜房佛書林 2006.1)
・『龍樹と、語れ!:『方便心論』の言語戦略』(石飛道子/著 大法輪閣 2009.6)
・『三枝充悳著作集 第5巻 竜樹』(三枝充悳/著 法藏館 2004.9)
・『竜樹・親鸞ノート』(三枝充悳/著 法蔵館 1997.3)
・『構築された仏教思想 [1] 龍樹』(佼成出版社 2010.9)
●著作物
上記『岩波仏教辞典 第二版』によると、著作物として『中論』、『廻諍論』(えじょうろん)、『六十頌如理論』(ろくじゅうじゅ にょりろん)、『空七十論』(くうしちじゅうろん)、『広破論』(こうはろん)、『宝行王正論』(ほうぎょうおうしょうろん)などが挙がっています。
●現代語訳
・『渡辺照宏著作集 第8巻 仏教聖典』(渡辺照宏/著 筑摩書房京 1982.9)
p.1-71:『中論』
・『大乗仏典 14 竜樹論集』(中央公論社 1974)には、以下の通り掲載されています。
p.5-88:『六十頌如理論』
p.89-132:『空七十論』
p.133-184:『廻諍論』
p.185-230:『ヴァイダルヤ論』
p.231-316:『宝行王正論』
p.317-346:『勧誡王頌』
p.347-354:『大乗二十頌論』
p.355-363:『因縁心論』
[事例作成日:2017年10月24日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 経典 (183 8版)
- 参考資料
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- 岩波仏教辞典 第2版 中村/元∥編集 岩波書店 2002.10 (1047)
- 世界伝記大事典 世界編 7 ほるぷ出版 1981.6 (73-75)
- 竜樹(ナーガールジュナ) 瓜生津/隆真∥著 大法輪閣 2004.10
- ブッダと龍樹の論理学 石飛/道子∥著 サンガ 2007.10
- 龍樹『根本中頌』を読む 桂/紹隆‖著 春秋社 2016.10
- 龍樹と龍猛と菩提達磨の源流 佐々井/秀嶺‖著 東方出版 2015.6
- 龍樹造「方便心論」の研究 石飛/道子∥著 山喜房佛書林 2006.1
- 龍樹と、語れ! 石飛/道子∥著 大法輪閣 2009.6
- 三枝充悳著作集 第5巻 三枝/充悳∥著 法藏館 2004.9
- 竜樹・親鸞ノート 増補新版 三枝/充悳∥著 法蔵館 1997.3
- 構築された仏教思想 [1] 佼成出版社 2010.9
- 渡辺照宏著作集 第8巻 渡辺/照宏∥著 筑摩書房 1982.9 (1-71)
- 大乗仏典 14 中央公論社 1974
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000228343