レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年10月29日
- 登録日時
- 2014/05/08 16:32
- 更新日時
- 2014/07/29 11:36
- 管理番号
- 埼熊-2014-002
- 質問
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解決
木花開耶姫(このはなさくやひめ)はどういう神なのか、概要が知りたい。
- 回答
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以下の資料に記述があった。
『国史大辞典 5』(吉川弘文館 1985)
p953-954「このはなさくやひめ 木花開耶姫」
「『古事記』では木花之佐久夜毘売と書く。記紀神話で瓊瓊杵(ににぎ)尊が笠狭御碕に至った時に出会った神で、大山祗(おおやまずみ)神の女。別名神阿多都比売(『古事記』)とも神吾田津姫・鹿葦津姫(『日本書紀』)ともいう。名のごとく美しかったので瓊瓊杵尊がこれを召すと、父神は合わせて姉磐長(いわなが)姫も奉った。しかし姉は醜さのゆえに返されてしまう。この時磐長姫も召していれば、天孫の命は磐石のように長久であったろうに、木花開耶姫のみ召したので、その子孫の命は木の花のようにもろくはかなくなったと伝えられている。(後略)」
『日本神祇由来事典』(川口謙二編著 柏書房 1993)
p335-336「木花開耶媛命・岩長媛命(いわながひめのみこと)」にも詳細な解説あり。
- 回答プロセス
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辞典類のほか、以下の一般図書を確認した。
『日本神話の女神たち(文春新書)』(林道義著 文藝春秋 2004)
p88「コノハナノサクヤヒメ」の名前あり。
p181-186「日本神話の自己犠牲 -コノハナノサクヤヒメ」火のなかで出産し、焼け死んだ旨の記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 参考資料
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- 『国史大辞典 5』(吉川弘文館 1985)
- 『日本神祇由来事典』(川口謙二編著 柏書房 1993) , ISBN 4-7601-1002-X
- キーワード
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- 神話-日本
- コノハナノサクヤヒメ
- 木花開耶姫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000153072