レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20130628
- 登録日時
- 2016/12/07 17:25
- 更新日時
- 2016/12/20 10:40
- 管理番号
- 新県図-01327
- 質問
-
解決
以下のジョン・ラスキンの格言の出典について
1.「人生は短い。この本を読めばあの本は読めないのである。」
2.「読む価値のある本は買う価値がある。」
- 回答
-
当館所蔵資料を調査したところ、下記(1)(2)の資料に上記の格言に似た記述がありました。
(1)『世界引用句事典』(梶山健/編 明治書院 1979)
p367に「人生はすこぶる短く、静穏な時間はごく少ないから、われわれは価値なき本を読んで時間を浪費すべきではない。 -ラスキン「胡麻と百合」(講演)」と記述があります。
(2)『ラスキン,モリス』世界の名著 第41(五島茂/編 中央公論社 1971)
p172[ごまとゆり]に「が、はたして皆さまは、短い人生およびその間になしうることについて、測量し設計されたことがおありですか。甲の書物を読めば乙の書物は読めないということ、きょう失ったところは、あすは入手できはしないということを、ご存じですか。」と記述があります。
また同p200[ごまとゆり]に「ところが、印刷物が廉価なため、かえって賢明な人をしてさえ、ある書物に読む値うちがあるのならそれは買う値うちもあるのだということを、忘れさせつつあるのです。」と記述があります。
なお、p31に「『ごまとゆり』は、一八六四年のマンチェスターでの講演を二つ集めたもので、」と記述があります。参考までに申し添えます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 人生訓.教訓 (159 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 名言
- 格言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000201018