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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000114027
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-174
事例作成日
(Creation date)
2012年10月24日登録日時
(Registration date)
2012年11月15日 16時10分更新日時
(Last update)
2013年01月11日 16時13分
質問
(Question)
「時間の終わり」について知りたい。
「暦(1月1日)の始まり」についての資料を見たことがあるが、終わりについても考えた人がいるか知りたい。
回答
(Answer)
『世界大百科事典 2005年改訂版』(平凡社 2005)p114-118〈じかん 時間〉の項に様々な考え方が紹介されている。
時間の終わりに関する明確な記述は、ユダヤ・キリスト教的な世界観では最後の審判を「終点」としているという以外に、見あたらなかった。
宗教・哲学・科学の各方面から探索した結果、関連記述のあった以下の資料を紹介した。

終末思想(宗教)
『新キリスト教辞典』(宇田進〔ほか〕編 いのちのことば社出版部 1991)
 p533-540〈終末論〉の項あり。「3 旧約・新約の終末観」に、〈終わりの日〉〈終わりの時〉が解説されている。

『終末思想に夢中な人たち』(ダミアン・トンプソン著 翔泳社 1999)
 p10-38「なぜ終末思想という概念が生まれたのか」という項に、「終末思想について考えるにあたって、まずはじめに「時」という概念について見ていきたいと思う」とあり、キリスト教のみならず、他の宗教についても言及あり。暦についてもふれている。
 
時間論(哲学)
『人間の時間 時間の美学試論』(太田直道著 花伝社 2008)
 p220-221「何かが終わり、何かが始まる」の項に、「終末とは何かという問題には無限の深みがある」とあるが、個人の終末(死)としてとらえている。
  
『時間と時 今日を豊かにするために』(広中平祐編 井上愼一編 日本学会事務センター 2002)
p28-29「終わりへ向かう時間」の項に、「生物学的時間には、大きく分けて種の時間と個人の時間があり、個人の時間の中には回流する時間と一直線に終わりに向かう時間の二種類がある」との記述あり。

理論物理学(科学)
『物理学辞典』(物理学辞典編集委員会編 培風館 1992)
 p796〈時間〉の項では、始まりについては記述があるが、終わりについてはなし。

児童書
『科学のたんけんシリーズ 8 ある』(ジーン・ベンディック文と絵 文理 1977)
 p66-67「空間と時間はどこまでもつづく」に「時間は、いつまでもつづいています。そして、いまというしゅん間も時間の中を流れています」とある。
回答プロセス
(Answering process)
宗教、哲学、科学、児童書の分野で〈終末〉〈時間〉等をキーワードに検索した図書を調査した。
回答資料以外の調査資料は次のとおり。
終末思想(宗教)
『世界大百科事典 2005年改訂版』(前出)
 p139-140〈終末論〉
『岩波キリスト教辞典』(大貫隆〔ほか〕編 岩波書店 2002)
 p535-536〈終末論〉の項あり。
『キリスト教大事典』(教文館 1981)
 p517-518〈終末論〉の項あり。時代的な変遷に詳しい。
『神の時人の時 現代の終末思想』(緒方彰著 キリスト新聞社 1988)
『世界の終焉 今ここにいることの論理』(ジョン・レスリー著 青土社 1998)
『聖書と終末論』(小川国夫著 小沢書店 1998)
  
時間論(哲学)
『岩波新・哲学講義 8 歴史と終末論』(野家啓一〔ほか〕編集 岩波書店 1998)
 p79-107「セミナー1 終末論と救済」で、様々な終末論を解説した上でハイデガーの『存在と時間』を紹介している。
『時間と絶対と相対と 運命論から何を読み取るべきか 双書エニグマ 14』(入不二基義著 勁草書房 2007)
 p37-58「第二章 『未来はない』とはどのようなことか」に、終わりとは異なるが、未来の存在そのものを否定する考え方が詳述されている。
『ハイデガー『存在と時間』』(後藤嘉也著 晃洋書房 2011)
『ハイデガー「存在と時間」入門』(渡邊二郎編 講談社 2011)
 p190-298「現存性と時間性」中
 p193(「現存在にふさわしい未了と死」中)「「死」はあくまでも現存在各自の終わり」とあり。
 p198-199(「死の予備的概念と死へとかかわる存在」中)「果実の終わり」と「現存在の終わり」を比較して論じている。
 p297(「時計」中)「この時間の不可逆性の根拠は、時間が時間性から由来することのうちにある。時間の有限性において現存在は、おのれの終わり(死)へとかかわっているがゆえにである。」とあり。
  
『時間と社会理論』(バーバラ・アダム〔著〕 法政大学出版局 1997)
 p225-231「未来の拡張、植民、喪失」に終末について若干記述あり。
『アキレスと亀 時間の哲学と論理』(千代島雅著 晃洋書房 2005)
『時間の正体』(郡司ペギオ-幸夫著 講談社 2008)
『時間 東京大学公開講座 31』(向坊隆〔ほか〕著 東京大学出版会 1980)
『時間とは何か』(チャールズ・H.ホランド著 青土社 2002)
『時間を生きる』(石垣優著 文芸社 2000)
『時間の本性』(植村恒一郎著 勁草書房 2002)
『時間論の構築』(中山康雄著 勁草書房 2003)
『時間学概論』(山口大学時間学研究所編 恒星社厚生閣 2008)
『時間の発見』(コリン・ウィルソン編著 三笠書房 1982)
『時間は実在するか』(入不二基義著 講談社 2002)
『時間について』(ノルベルト・エリアス〔著〕 ミヒャエル・シュレーター編 法政大学出版局 1996)
『岩波哲学・思想事典』(広松渉〔ほか〕編集 岩波書店 1998)
 p611-614〈時間〉の項に、各地域や時代における時間のとらえ方について記述あり。
『ショーペンハウアー読本』(齋藤智志編 高橋陽一郎編 法政大学出版局 2007)
 p54に〈時間の消滅〉について説明あり。「現在を現在以外のものと分離した瞬間に、現在もまた消滅するのだ。」→「永続する真昼」(WⅠ330『全集』3、187頁)*邦訳では3巻
『ショーペンハウアー全集 3 意志と表象としての世界』(ショーペンハウアー〔著〕 白水社 1980)
 p187「現在は広がりのない点として、両側面にわたって無限な時間を切断し、さながら冷たい夕暮れのこない永続する真昼のように、動ずることなく確立している。」〈消滅〉と〈終わり〉は異なるもよう。

理論物理学(科学)
『時間はどこで生まれるのか』(橋元淳一郎著 集英社 2006)
 目次を見るが、終末、終わりに関する項みつからず。
 p166-183「参考文献解説」あり。様々な時間論をわかりやすく解説しているが、終わりに関する記述は見あたらない。
『中世の時と暦』(アルノ・ボルスト著 八坂書房 2010)
 目次を見るが、終末、終わりに関する項みつからず。
 p131-148「中世後期における暦の混乱と管理」暦に関する記述はあるが、終わりについての記述なし。
『空間の謎・時間の謎』(内井惣七著 中央公論新社 2006)
『時間とタイムマシンの哲学』(千代島雅著 北樹出版 2001)
『時間とは何だろうか』(藤井保憲著 岩波書店 1989)
『時間のはなし』(チェルニン著 東京図書 1989)

児童書
『さまざまな時間を旅する』(細谷暁夫著 あすなろ書房 1993)
『ザ・サイエンス・ヴィジュアル 13 時間と空間』(東京書籍 1995)
『じかん 小さいかがくの本 15』(デニス=リグリー作・絵 中川宏訳 偕成社 1978)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
自然哲学.宇宙論  (112 9版)
教義.キリスト教神学  (191 9版)
理論物理学  (421 9版)
参考資料
(Reference materials)
『世界大百科事典 2005年改訂版 12』(平凡社 2005)
『新キリスト教辞典』(宇田進〔ほか〕編 いのちのことば社出版部 1991)
『終末思想に夢中な人たち』(ダミアン・トンプソン著 翔泳社 1999)
『人間の時間 時間の美学試論』(太田直道著 花伝社 2008)
『時間と時 今日を豊かにするために』(広中平祐編 井上愼一編 日本学会事務センター 2002)
『物理学辞典』(物理学辞典編集委員会編 培風館 1992)
『科学のたんけんシリーズ 8 ある』(ジーン・ベンディック文と絵 文理 1977)
キーワード
(Keywords)
時間・空間
終末論
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000114027解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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