レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年1月20日
- 登録日時
- 2016/06/16 11:59
- 更新日時
- 2016/06/22 10:52
- 管理番号
- 蒲郡-2008-01201-般
- 質問
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解決
「キャサバ」という植物について知りたい。
- 回答
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「キャサバ」ではなく、日本語表記は「キャッサバ」だった。
『世界大百科事典 7』p154~155、『朝日百科植物の世界 4』p57~58、『朝日百科植物の世界 13』、『朝日百科植物の世界 14』、『朝日百科 世界の植物 4』p1054~1055を紹介。
cassava。和名はイモノキ、キャッサバというのが一般的だが、地域によってはマニオク、タピオカとも呼ばれる。
原産は中央アメリカあるいは南アメリカ北部と考えられており、全世界の熱帯で重要な主食デンプンとされた。
地下に根が肥大したイモを形成し、熱帯域では、このいもからタピオカデンプンやタピオカ・パール、フレーク、粉末にしたものを生産することが重要な工業になっている。
また、キャッサバのデンプンはアルコール発酵やアセトン発酵の原料としても重要で、ブラジルではタピオカデンプンから製造されたアルコールがガソリンに混用されて利用されはじめているとのこと。(『世界大百科事典 7』より抜粋)
- 回答プロセス
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1.自館OPACにて「キャサバ」を検索するがヒットせず。
2.辞書で調べることにする。『世界大百科事典 7』p154~155に「キャッサバ」という植物が載っていた。
3.植物の書架で調べる。『朝日百科植物の世界』の4.13.14巻に「キャッサバ」の記述や写真を複数箇所見つける。
4.利用者に『朝日百科植物の世界』を紹介。コピーされた。
5.カラー写真をご希望だったが、当館では上記の資料は禁帯出であり、コピー機も白黒であることから、貸出可能な資料を探す。
6.『朝日百科 世界の植物 4』p1054~1055にイモ、葉、加工の様子の写真を見つける。こちらを貸出した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物学 (470 9版)
- 日本語 (031 9版)
- 参考資料
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世界大百科事典 5 (カウ-カヘチ) 改訂新版. 平凡社, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009140426-00 -
朝日百科植物の世界 4. 朝日新聞社, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000292853-00 -
朝日百科植物の世界 13. 朝日新聞社, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000292862-00 -
朝日百科植物の世界 14. 朝日新聞社, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000292863-00 -
朝日新聞社/編 , 朝日新聞社. 朝日百科世界の植物 4. 朝日新聞社, 1978.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I027868380-00
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世界大百科事典 5 (カウ-カヘチ) 改訂新版. 平凡社, 2007.
- キーワード
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- キャッサバ
- タピオカ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000193462