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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000111166
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-116
事例作成日
(Creation date)
2012年06月23日登録日時
(Registration date)
2012年09月13日 11時25分更新日時
(Last update)
2012年11月28日 13時05分
質問
(Question)
「(大徳寺塔頭)興臨院月中須知簿」について次のことを知りたい。
1 年代が書かれているものを見たい。2 古文書(の写し)の所蔵館を知りたい。
論文「畠山義続に関する二、三の問題(下) 其の一」(「七尾の地方史 14」)の出典には「鉄酸餡下巻 頌古の部」と書かれている。

「須知簿」の「須知」とは、「備忘録。控え。覚え書」(『大漢和辞典 12』縮写版 大修館書店 1968)
回答
(Answer)
「興臨院月中須知簿」全体が収録されている資料は見つからなかった。ただし『加能史料 戦国10』に一部分が年代とともに掲載されていた。
「興臨院月中須知簿」の原本を収蔵しているのは、興臨院ではないかと思われる。
「大徳寺塔頭光臨院文書」という史料群が金沢市立図書館加越能文庫にあるようだが、これは質問者調査済みの「松雲公採集遺編類纂 120 古文書部23」の基になっているものであるため、「興臨院月中須知簿」が掲載されていても年代が掲載されている可能性は薄いと思われる。
禅文化研究所に問い合せをしたところ、東京大学史料編纂所で写本を作成していないのであれば、写本や活字版は存在しないのではないか、寺院の過去帳については、個人情報のデータベースともいえるものであるため、直接寺院に照会してみてはどうかという趣旨の回答をいただいた。

紹介した資料は次のとおり。
1 一部分が年代とともに掲載されている資料
『加能史料 戦国10』(加能史料編纂委員会編 石川県 2012)
 p226-227に〈興臨院月中須知簿〉あり。
 p226「興臨院月中須知簿 京都市興臨院所蔵
    初九日、
    霊樹院殿名甫宗譽大禅定尼 天文八己亥年十二月、畠山徳胤老御上(義総)、
    十二日 本願寺証如、近江国浅井亮政に、加賀国倶利迦羅長楽寺住持職を紀伊順遍に安堵した旨を伝える」
他にも「鉄酸餡」p226、266、267、268などの史料(一部)が掲載されている。
  この「戦国10」には、天文7年から9年の史料を掲載。11以降は未刊。

2 所蔵機関について
上記1の記述「京都市興臨院所蔵」より、原本を興臨院で所蔵していることがわかる。
《日本古典籍総合目録データベース》を〈大徳寺塔頭興臨院文書〉で検索した結果(抜粋)
 「大徳寺塔頭興臨院文書」 
 【写】金沢市加越能(松雲公採集遺編類纂一二〇)
 【複】〔複〕松雲公採集遺編類纂古文書部  二三
 上記より、金沢市立図書館加越能文庫に写本があること、『松雲公採集遺編類纂古文書部  二三』がその複製(翻刻)であることがわかる。
《日本古典籍総合目録データベース》を同様に検索したところ、「大徳寺文書」の写本が国立国会図書館等に、「大徳寺塔頭文書」の写本が京都大学や東京大学史料編纂所にあることがわかるが、その中に「興臨院月中須知簿」が含まれているかどうかは不明。

典拠論文の出典とされていた「鉄酸餡」について
『国書総目録 5』(岩波書店 1967)p797に掲載されている「鉄酸餡」のことである。
   p797「鉄酸餡てつさんとう 三冊(別)東語西話 (類)臨済 (著)彭叔守仙 (成)天分ニ四 (写)東大史料(京都東福寺善忠院蔵本写)
《東京大学史料編纂所DB》を〈鉄酸〉で検索したところ該当と思われる史料がヒットする。インターネットで画像を見ることはできない。
    区分  請求記号  書名  原蔵者
  1 謄写本 2016-450  鉄酸餡 東福寺善恵院 
  2 写真帳 6116-57  鉄酸餡 東福寺善慧院
回答プロセス
(Answering process)
《NDL-OPAC》《東京大学史料編纂所DB》《日本古典籍総合目録データベース》を〈興臨院〉〈須知簿〉〈過去帳〉等のキーワードで検索するが該当しそうなものは見つからず。
『大日本古文書 家わけ第17』の「大徳寺文書」を確認するが、「興臨院月中須知簿」は見つからず。
質問者が出典とした論文を探すが「七尾の地方史」は県内未所蔵。
「鉄酸餡」を《東京大学史料編纂所DB》《日本古典籍総合目録データベース》『国書総目録』で探す。
所蔵の『加能史料』に「興臨院月中須知簿」の一部が掲載されているのを見つける。
禅文化研究所に問い合せ、回答の情報を得る。
事前調査事項
(Preliminary research)
論文「畠山義続に関する二、三の問題(下) 其の一」(「七尾の地方史 14」)
「松雲公採集遺編類纂120 古文書部23」(砺波図書館協会 1966)に収録されている「大徳寺塔頭興臨院文書」に部分的に収録されているが、年代が書かれていない。
NDC
寺院.僧職  (185 9版)
日本史  (210 9版)
稀書目録.善本目録  (026 9版)
参考資料
(Reference materials)
『加能史料 戦国10』(加能史料編纂委員会編 石川県 2012)
キーワード
(Keywords)
興臨院
過去帳
須知簿
照会先
(Institution or person inquired for advice)
禅文化研究所
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
所蔵機関調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000111166解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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