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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000193781
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
6001015580
事例作成日
(Creation date)
2016/05/06登録日時
(Registration date)
2016年06月24日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年06月24日 00時30分
質問
(Question)
DVDや動画つき書籍の貸出について、貸出の可否を記した著作権等の法的根拠について教えてください。
回答
(Answer)
著作権法における、映画やDVD等動画の図書館での貸出について説明いたします。
著作権法第26条が該当します。

「著作権法」。(2016/3/21確認)
http://www.houko.com/00/01/S45/048.HTM#s2.3.3

・著作権法第26条(頒布権)
「著作者は、その映画の著作物をその複製物により頒布する権利を専有する。」
「映画の著作物には、他の著作物と違って「頒布権」という独特の権利があります。「頒布」というのは、有償であるか無償であるかを問わず複製物を譲渡又は貸与すること、とされております。」
⇒ 公益財団法人著作権情報センター 「図書館と著作権」の見解による。 http://www.cric.or.jp/qa/cs03/
・著作権法第26条の2(譲渡権)
・著作権法第26条の3(貸与権)

『図書館の法令と政策』(後藤敏行/著 樹村房 2015.3)
「第3章 図書館サービスに関連する法令」の章の中で、「3.著作権法」の「(3)権利」の「c.著作権」において、次のような記述があります。

p.56「貸与権(26条の3):著作物(映画の著作物を除く)の複製物の貸与により公衆に提供する権利。公表された著作物については,非営利・無料の場合は権利の範囲外である(38条4項)。よって、その条件の下、図書館で著作物を貸し出すことは適法である。」

また、映画の著作物に関しては、著作権法第26条1項の頒布権が適用されると記載があります。
p.56「映画の著作物の複製物(DVD等)の貸出(「複製物の貸与により頒布すること」)は,著作権法施行令で定める施設(公共図書館など)が非営利・無料を条件に行うことができる。また,その場合,補償金を権利者に支払うことが必要となる(著作権法38条5項,著作権法施行令2条の3)。
現実には,上記38条5項の規定があるものの、図書館向けの補償金額についての合意がなされていない。図書館では通常,「著作権処理済みビデオソフト」という,一般よりも高額なビデオソフトを映画会社等から直販で購入することで対応している。」

付録DVDに収録された動画はすべて映画の著作物と言えるとみなしていますので著作権者の許諾が必要です。許諾がない場合、図書館では本のみ貸出しをしています。

DVD付き図書の「出版社の対応」については以下のように記述されています。
「DVD付き図書の図書館での貸出しについて」(2008.4.23)日本書籍出版協会
http://www.jbpa.or.jp/pdf/members/dvd0804.pdf

【インターネット】
上述の公益財団法人 著作権情報センター」「図書館と著作権(黒澤節男 著)」のHPに掲載されていましたのでご紹介します。(2016/3/21確認)
http://www.cric.or.jp/qa/cs03/

Q7
ビデオソフトを図書館の外に貸出してもかまいませんか。音楽CDの貸出とは違うのでしょうか?
A7
ビデオソフトは通常映画の著作物と考えられており、図書館等の図書、雑誌、音楽CD等の資料の貸出とは違う扱いをされておりますのでご注意ください。(以下略)

Q8
最近、図書館の雑誌の付録にCD-ROMやDVDが付いている場合がありますが、館外貸出をしてもかまいませんか?
A8
CD-ROMやDVDの貸出ができるかどうかは、その媒体の中に、どういうコンテンツ、著作物が含まれているかにもよりますし、権利者がどのような条件を付けているかにもよります。

Q7で説明しましたように、映画の効果に類似するような方法で表現された著作物が含まれていれば、映画の著作物として頒布権が働きますし、中身に著作物性がなければ全く問題にならないことになります。(以下略)

[事例作成日:2016年5月6日]
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
図書館政策.図書館行財政  (011 8版)
参考資料
(Reference materials)
図書館の法令と政策 後藤/敏行‖著 樹村房 2015.3 (56-57)
看護技術プラクティス 第3版 竹尾/惠子‖監修 学研メディカル秀潤社 2014.10
http://www.jbpa.or.jp/pdf/members/dvd0804.pdf  (「DVD付き図書の図書館での貸出しについて」(2008.4.23)日本書籍出版協会)
http://www.cric.or.jp/qa/cs03/  (公益財団法人 著作権情報センター」「図書館と著作権(黒澤節男 著)」)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
書誌事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000193781解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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