レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/8/27
- 登録日時
- 2015/09/02 00:30
- 更新日時
- 2015/09/11 15:14
- 管理番号
- 2013011
- 質問
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未解決
神戸港のコンテナ取扱量は1980年に世界3位だったと聞いていたが、インターネットで調べたところ、9位になっているデータがあった。TEUも半減している。どちらが正しいのか。
- 回答
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質問者は以前に①を見ており、①のp.11では確かに1980年の神戸港のコンテナ取扱量ランキングは1,464,961TEUで3位である。①は長年発行されてきた資料であり、コンテナ取扱量ランキングについてはこれが参照されることが多い。
質問者がインターネットで見たというデータがどれなのか特定できなかったが、図書館でも調べたところ、下記のURLで公開されている論文に神戸港が9位になっているデータが含まれていた。
Developing Liner Service Networks in Container Shipping
http://halshs.archives-ouvertes.fr/halshs-00682949/
また、館内所蔵資料を調べたところ、②のp.37に1970年~2006年のコンテナ取扱量の推移が載っており、1980年の神戸港の順位は9位で、727,313TEUだった。②には「Source: Liner Intelligence(www.ci-online.co.uk)」とあり、このソースは元をたどれば①と同じである。
しかし、②以外に9位であるデータは見つけられず、いずれかの時点で修正が入ったという記述も見当たらない。また、①と②を比べると、神戸港以外にも大きく変動している港があるなど、ランキング自体がかなり入れ替わっている。
結局、どちらが正しいという確証が持てる資料は見つからなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 海運 (683 7版)
- 参考資料
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- ①「Containerisation international yearbook 1983」National Magazine Co Ltd.編・発行 1983年 (RM.505/C86)
- ②「Containerisation international: 40th anniversary 1967-2007」Informa Business Pub.編・発行 2007年 (M.521/I54)
- キーワード
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- コンテナ
- 神戸港
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000179273