レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/06/28 15:04
- 更新日時
- 2014/06/28 15:11
- 管理番号
- M12092212363956
- 質問
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解決
昭和30年2月1日に、3村(豊田村・豊並村・北吉野村)が合併して奈義町(岡山県勝田郡)に移行するにあたり、「奈義」の町名が選ばれた経緯が分かる資料があれば、知りたい。
- 回答
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次の資料に「奈義」の町名が選ばれた経緯につながる記述があった。
『勝田郡誌』p.167
…小中学校生徒から募集していた新町名について、次の結果を発表、新町名を「奈義」と決定した。
総票数 1,504票、名称 133種
奈義 725、日本原171、芦原109、豊北102、作北59、豊野51、豊田19となった。
『北吉野村史』p.136
…又新町の名称は、小中学校生徒によつて、その父兄や各村民の命名をもとめ、集計の結果その最も多かつたものによつて決定された
※出典:
国政寛編集『勝田郡誌』勝田郡誌刊行会,1958,734p 図版7枚. 参照はp.167.
北吉野村史編集委員会編集『北吉野村史』北吉野村史編纂会,1956.8.参照はp.136.
また、岡山県立図書館サービス第二課郷土資料班に照会し、旧三村(豊田村・豊並村・北吉野村)が合併して奈義町に移行した1955(昭和30)年2月1日前後の新聞記事(山陽新聞)を確認したところ、合併に関する次の記事が載っていた。
なお、(1)には、小中学生へのアンケートを元に「奈義町」の名称が選ばれた旨記述があった。
「山陽新聞」(岡山版/原紙未所蔵のためマイクロフィルムで確認)
(1)昭和30年1月9日/p.4「新町名は「奈義」か 那岐連邦背負う三村合併」
(2)昭和30年1月31日/p.4「六十年の伝統に惜別 豊並、豊田、北吉野で廃村式」
(3)昭和30年2月1日/p.2「きょうから新発足 町村合併 玉野など八市町」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 国政寛編集『勝田郡誌』勝田郡誌刊行会,1958,734p 図版7枚. 参照はp.167.
- 北吉野村史編集委員会編集『北吉野村史』北吉野村史編纂会,1956.8.参照はp.136.
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山陽新聞
・昭和30年1月9日/p.4「新町名は「奈義」か 那岐連邦背負う三村合併」
・昭和30年1月31日/p.4「六十年の伝統に惜別 豊並、豊田、北吉野で廃村式」
・昭和30年2月1日/p.2「きょうから新発足 町村合併 玉野など八市町」 (いずれも岡山版/マイクロフィルム)
- キーワード
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- 奈義町(岡山県)
- 照会先
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- 岡山県立図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000155269