レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20150524
- 登録日時
- 2015/08/29 15:01
- 更新日時
- 2016/04/15 09:52
- 管理番号
- 吹-70-2015-012
- 質問
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解決
ホテルのホームページ( http://www.h-wakamizu.com/takarazuka/story/page01.html (最終確認2015.9.12))の宝塚温泉(兵庫県)を紹介しているページに、鎌倉時代の歌人藤原光経(ふじわらのみつつね)が小林の湯を訪れ「旅人の行き来の契り結ぶとも忘るな我を我も忘れじ」と歌を詠んだとあるが、何故この歌だけで小林の湯のことだと判るのか。また宝塚市の「小林」という土地についても歴史などを知りたい。
- 回答
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『光経集』に収録されているこの歌の詞書きに「~ 津の国のをはやしといふ所にゆあみむとまかりて ~」とあり。下記を紹介。
『新編国歌大観』第7巻-〔1〕』(「新編国歌大観」編集委員会 角川書店 1989.4)
『群書類従 : 新校第十二巻』(内外書籍株式会社 内外書籍 1937 国立国会図書館デジタルコレクション92コマ http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1879761 (最終確認2015.9.12))
「小林」という土地については下記を紹介。
『日本歴史地名大系 29巻-1兵庫県の地名』(平凡社 1999.10)
「宝塚温泉」「摂津国」「小林村(おばやしむら)」「小林庄(おばやししょう)」
『角川日本地名大辞典 28兵庫県』(「角川地名大辞典」編纂委員会 角川書店 1988.10)
「たからづかおんせん 宝塚温泉<宝塚市>」「おばやし 小林<宝塚市>」
- 回答プロセス
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鎌倉時代の歌人藤原光経の『光経集』が見たいと来られた。お聞きしていくと上記の質問内容だった。『光経集』は『和歌文学大辞典』にて『新編国歌大観』に、『国書総目録』で『群書類従』に所収とあり。『群書類従』は国立国会図書館デジタルコレクションでの閲覧もあり。
宝塚温泉紹介のホームページが『宝塚温泉物語』(宝塚市 宝塚市 2002.12)より引用されていたので、宝塚市立図書館より借りて、質問者に提供。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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「新編国歌大観」編集委員会 編 , 「新編国歌大観」編集委員会. 新編国歌大観 第7巻-[1]. 角川書店, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053855360-00 , ISBN 4040201728 -
内外書籍株式会社 , 内外書籍株式会社 編. 群書類従 : 新校 第十二巻. 内外書籍, 1937.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001959446-00 (国立国会図書館デジタルコレクション) -
日本歴史地名大系 第29巻 1 (兵庫県の地名 1). 平凡社, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002922529-00 , ISBN 4582490603 -
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 28 (兵庫県). 角川書店, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001938640-00 , ISBN 4040012801 -
宝塚市 編集 , 宝塚市. 宝塚温泉物語. 宝塚市, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I046134815-00
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「新編国歌大観」編集委員会 編 , 「新編国歌大観」編集委員会. 新編国歌大観 第7巻-[1]. 角川書店, 1989.
- キーワード
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- 宝塚温泉(たからづかおんせん)
- 藤原光経(ふじわらのみつつね)
- 小林(おばやし)
- 和歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000179142