レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2012/02/10 14:02
- 更新日時
- 2015/09/02 15:19
- 管理番号
- R1000012
- 質問
-
解決
段木(つだ)の流送経路が知りたい。
- 回答
-
・根尾段木は山元土場(坂東屋)で渡入されて、薮川(根尾川)入り、更地村(大野町)の留所に到ると、本川から右岸の更地用水(段木川)に導かれ、上秋(大野町)を通ると、黒野(大野町)の留所に留め置かれる。ここからは必要数ずつ流して六里土場に揚げ、棚数の検査を受ける。以後は藩の奉行に引渡し、奉行は用意した船で大垣へ運ぶ。(経路図は『岐阜県林業史』中巻を参照)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 林業 (650 9版)
- 参考資料
-
- 『新修大垣市史』通史1 大垣市/編 大垣市 1968年
- 『根尾村史』 根尾村/編 根尾村 1980年
- 『大野町史』通史編 大野町/編 大野町 1985年
- 『岐阜県林業史』中巻(美濃国編) 岐阜県/編 岐阜県 1985年
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
・段木とは山方で割木にしないで、丸太のまま一段ずつ伐出し、里方にて割木薪とするものである。
・段木(つだ)という用語は、西濃地方で主として使われてきた辞書にも見当らない珍しい言葉である。
・段木は、大垣藩主の戸田氏鉄が、根尾村々に年貢として上納させ、米納に代わりに課したものである。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000101313