レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年01月01日
- 登録日時
- 2019/03/26 11:05
- 更新日時
- 2019/03/26 11:05
- 管理番号
- 市川20190101-01
- 質問
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解決
「みそかっぱらい」という年末の行事について調べたい。市川市でも行われているというが、どのようにするのか。
- 回答
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『年中行事大辞典』(加藤友康他/編 吉川弘文館 2009)p.658「みそかっぱらい」の項に「晦日祓い 新年を迎えるために、十二月三十一日の大晦日に家や屋敷周りを浄めるために祓ってまわる儀礼、またそれに使う小さな幣束のこと。関東地方で広く見られ、悪魔祓いともいう。」とある。
『いちかわ民俗誌』(萩原法子/著 崙書房 1985)p.22-24の「大晦日には祓いの行事」に写真入りで「大晦日にはヤッキリソバと呼ぶみそかそばを家族皆で食べ、その後、しわすまぶりをする。神社から配られるご幣(へい)でその家の年男が、神棚の所から始まり家の中を払いまわり、家族みんなを払う。一人でも外へ出ているうちに払うとその人を払い出すことになるので、全員揃った寝る前に払い、その後、ご幣は家の門の外へさしておく。(中略)まぶりは守り(まぼり)が転化した言葉で、守るという意味があり、しわすまぶりは師走守りと考えられる。しわすまぶりのほかに、しわすばらい、みそかっぱらいの名もあるように、大晦日には祓いの行事が多い」と記載あり。
また、『市川の年中行事と祭り』(市川博物館友の会 2013)p.5「大晦日」の項には「師走まぶりのまぶりは守りの意。手にしたミソカッパライ(晦日祓い)のご幣で家の中を祓い、家族も祓い、終わるとご幣は家の門の外へさす。」と記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (09 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000253738