レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年12月28日
- 登録日時
- 2017/02/16 18:19
- 更新日時
- 2017/06/21 13:14
- 管理番号
- 名古屋市千-2016-011
- 質問
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千種区には平和公園をはさんで北に鹿子殿、南に田代町字鹿子殿という地名がある。平和公園をはさんで北にも南にも同じ地名があるのはなぜか。また、鹿子殿という地名の由来は?
- 回答
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資料1によると、鹿子殿は、旧田代村の字であったが、北は旧鍋屋上野村、東は猪子石村、南は現在の星ヶ丘北の丘陵に接し、田代村では最も広い字の一つであった。現在は「カノコデン」と」発音するが、明治15年調査をもとにした『愛知県地名集覧』によると「カゴトノ」となっていて、その地名の由来は「稲葉越」にあった「かご池」にあると考察。「かご池」は弘化3年の村絵図では「かこどの池」と表記されている。「稲葉越」あたりの局地的な地名であったものがより広域の字名になったのは、明治初期に字名を決めるとき「稲葉越」に住んでいた人の意見に従ったためではないかとされている。
考察に使用された弘化3年の村絵図は、資料2によって見ることができる。
- 回答プロセス
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自館作成の千種区郷土資料索引により資料1の記述を発見。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (29)
- 参考資料
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- 千種村物語 名古屋東部の古道と町なみ 小林元/著 ブックショップマイタウン 2013.7 p.169 , ISBN 978-4-938341-88-6 (資料1)
- 尾張国町村絵図 名古屋市域編 (徳川黎明会叢書) 徳川黎明会/編 国書刊行会 1988 「末森村」およびその拡大図「末森村-3」 (資料2)
- キーワード
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- 名古屋市千種区
- 地名-名古屋市
- 鹿子殿
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000210100