レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年02月15日
- 登録日時
- 2013/03/13 09:34
- 更新日時
- 2013/06/13 14:43
- 管理番号
- 埼熊-2012-277
- 質問
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解決
横須賀製鉄所の建設当時、設計図のメートル法と日本伝統の寸・尺・間との関係はどのように克服されたか。
- 回答
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メートルを尺や間に換算した。
関係の記述のあった、以下の資料を紹介した。『日本科学技術史大系 17 建築技術』(日本科学史学会編 第一法規出版 1964)
p44「構内の主要建築やドックの寸法・面積はメートルまたはメートル完数を尺・間に換算したものが用いられている。」とあり。
p56 資料1-15C「ウェルニー住居建築仕様書」にメートルと尺・間が混在して記されている。
図1-25「ウェルニー居館平面図」にメートルと尺・間が混在して記されている。『横須賀案内記 製鉄所からはじまった歩み』(久保木実著 横須賀市 2007)
p55-56〈メートル法〉の項に、「実際の建設は、日本の職人たちが尺や間に換算して工事に当たったのです。」との記載あり。
p57「慶応2年5月竣工の建物の内部図面」あり。尺とメートルが併用されている。インターネット情報
《近代デジタルライブラリー》より
「新撰大匠雛形大全. 六」(石井卯三郎 泉幸次郎著 精華堂 明30.8)
(http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/846276 国立国会図書館 2013/1/16最終確認)
8ページに洋釘の尺貫法とインチの換算表あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 度量衡.計量法 (609 9版)
- 参考資料
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- 『日本科学技術史大系 17 建築技術』(日本科学史学会編 第一法規出版 1964)
- 『横須賀案内記 製鉄所からはじまった歩み』(久保木実著 横須賀市 2007)
- 「新撰大匠雛形大全. 六」(石井卯三郎 泉幸次郎著 精華堂 明30.8)
- キーワード
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- メートル法
- 尺貫法
- 度量衡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000128802