レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/07/31
- 登録日時
- 2013/12/26 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M13092217466057
- 質問
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明治時代に課せられていた営業税について解説している資料はないか。
- 回答
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『日本史広辞典』p.241には、営業税について、「明治~昭和期の商工業者に対する直接税。1896年(明治29)日清戦後経営の財源確保のため、地方税から国税に移管された。」と説明されている。
『営業税関係史料集』は、営業税について、営業税法の制定から営業税の成立、営業収益税の時代や地方税へ委譲され廃止されるまでの流れを豊富な資料をもとにまとめている。
『営業税雑種税課目課額議案』p.1-10には、営業税を商業税・工業税等に分けて、営業種目ごとに営業上1年間の売上金の見積もり高から定められた等級や税額が掲載されている。
『地方税制度資料 第1巻』p.113には、明治11年の「地方税中営業税雑種税ノ種類及制限」という太政官布告が掲載されており、第一条で、「営業税分ツテ三種トス其税額第一類ハ金拾五円以内トシ第二類ハ金拾円以内トシ第三類ハ金五円以内トス」と記述されている。p.125には、地方税規則及び地方税中営業税雑種税ノ種類及制限による地方税制一覧表が形成されており、制限税率や摘要が説明されている。
「国税庁 税務大学校 租税資料 平成17年度特別展示 営業税の変遷」のページには、江戸時代の営業税に相当する運上・冥加の時代から営業税の登場、営業税の国税移管までの流れを資料の写真や図表を豊富に用いて詳しく説明されている。営業税関係年表や国税・地方税の変遷をまとめた図も掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 租税 (345 9版)
- 参考資料
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日本史広辞典編集委員会編『日本史広辞典』 山川出版社,1997,2275,164p.参照はp.241.
国税庁税務大学校税務情報センター租税史料室編著『営業税関係史料集』 税務大学校税務情報センター租税史料室,2013,668p.参照はp.16.
岡山県編『営業税雑種税課目課額議案』 岡山,岡山県,[出版年不明],20p.参照はp.1-10.
自治庁『地方税制度資料 第1巻』 自治庁,1957,730,56p .参照はp.113,p.125.
「国税庁 税務大学校 租税資料 平成17年度特別展示 営業税の変遷」ページを参照.URLは「回答情報源のリンク」欄にあり.
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日本史広辞典編集委員会編『日本史広辞典』 山川出版社,1997,2275,164p.参照はp.241.
- キーワード
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- 営業税
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2013092217440166057
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000142389