レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20000406
- 登録日時
- 2005/02/04 02:10
- 更新日時
- 2005/11/14 13:11
- 管理番号
- K2000F1742
- 質問
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解決
1978年3月4日ハーグ国際私法会議12会期で審議され条約となった「代理の準拠法に関する条約」で、1993年9月にはフランスとポルトガルのみが批准している。この条約のフランスの上下院議会における議事録(質疑・回答等)を見たい。
- 回答
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上記条約は審議過程ごとに収載される資料が異なるので順を追って説明する。(< >内は当館請求記号)
この条約は、1984年10月2日に政府提出法律案(Projet de loi numero 2353) として、ファビウス首相とシェイソン外相による趣旨説明を添えて下院(国民議会、Assemblee Nationale)に提出された。この法律案は、1984年10月の国民議会の Documents Parlementaires に所収されている。<BF2-4-4>
その後、Commission des affaires etrangeres で委員会審議が行われたが、この過程については Bulletin des commissions の1984年11月15日、numero 36, p.3233-3234 に収められているが、これは審議要録である。<BF2-3-2>
委員長の報告書については上記の Documents Parlementaires に、Rapport, numero 2435 として収められている。
その後この法律案は、国民議会の本会議にかけられたが、内閣が審議打ち切りを請求したため審議なしで採決が行われ可決した。その部分は、Journal officiel de la republique frencaise (debats parlementaires comptes rendu des seances)の、1984年11月29日部分、p.6470に掲載されている。<BF2-6-1>
国民議会で可決の後、法律案は上院(Senat) に Projet de loi numero 104 として送られたが、この部分は、上院のDocuments Parlementaires の1984年10-12月分に収録されている。<BF2-4-3>
その後、 Commission des affaires etrangere, de la defense et des forces armees に付託されたが、その審議概要は、 Bulletin des commissions, 1984年10-12月期分の numero 11, p.665(12月18日分)に収められている<BF2-3-3>。
委員長の報告書は上院の Documents Parlementaires の1984年10-12期分に、 repport numero 143 として所収されている。
その後上院本会議では締めくくりの質疑が行われ、採決が行われたが、この経過は1984年12月19日の Journal official de la republique frencaise (debats parlementaires comptes rendu des seances)<BF2-6-2> p.4752-4753に掲載されている。
上院で可決された結果、翌年の1月2日付で Loi numero 85-8 として公布された。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 国際法 (329 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 条約
- フランス議会
- 議事録
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- フォントの関係でフランス語表記が一部不完全。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000014267