レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20090511
- 登録日時
- 2009/12/25 02:11
- 更新日時
- 2009/12/25 02:11
- 管理番号
- D2009F0442
- 質問
-
解決
岩崎八重子の著書『八重櫻』の書誌を知りたい。
岩崎八重子は、岩崎弥之助の次男である岩崎俊弥(明治14~昭和5 旭硝子創業者)の長女。「曹洞宗の禅を修行し、若くして大悟するが、26歳で夭折」と出ている。 http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/A/iwasaki_t.htmlより
ほか、Googleで検索した個人ブログ等に以下の記載がある。
・「(前略)八重櫻は岩崎八重子女史の著書に成るのだが、その中で自分の本当の父親は「原田祖岳で在った」と《了悟》した下りが書かれている。(後略)」 http://sinndougennsiyuu.hp.infoseek.co.jp/Joudoue.95~102Page.html
・「(前略)第六部は岩崎八重子と原田祖岳老師の書簡集。たしか『禅の法門』に収録されていたやりとりを英訳したもの。二十代の若さで岩崎八重子は病没するが、その直前に禅の指導を原田老師から受け、大悟したという。そのあたりの記録。(後略)」
http://homepage2.nifty.com/kkomori/doku0311.htm より
- 回答
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ご照会の件につき、下記文献1を確認したところ、1は岩崎八重子の遺稿、八重子が原田祖岳へ送った書簡と祖岳の評曰、八重子の関係者の追悼文からなるもので、ご照会の文献と同じものではないかと思われます。
なお、1収録の祖岳への書簡と祖岳の評曰を、現代仮名遣いに直して掲載している文献に2があります。
データーベースの最終アクセス:2009.5.8
1.『八重さくら』 加瀬喜一郎編・刊 1937 和装 (当館請求記号YD5-H-特261-506(マイクロフィッシュ))
2.『悟りなき「悟り」への道』 窪田慈雲著 春秋社 2002 (当館請求記号HM171-G90)
*181頁~201頁に付録として、「岩崎八重子大姉大悟の体験」と題し、八重子の原田祖岳への書簡と祖岳の評曰を掲載。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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岩崎八重子は、福井県小浜市の発心寺住職・原田祖岳(明治4~昭和36)との師弟関係があった。質問者は禅宗関係の本で、『八重櫻』にその間の事情が載っているらしいことを知った。
・事前調査済
NDL-OPACなし、NACSIS-Webcatなし、国立国会図書館総合目録ネットワークなし、
福井県内図書館総合目録、Webcat-Plus、日本の古本屋、スーパー源氏、駒澤大学図書館OPACなし(『八重櫻』の所蔵)、『原田祖岳著作集』全7巻 原書房・・・各巻末に「原田祖岳自伝」を掲載。ざっと見た限りでは、岩崎八重子についての記述はなかった。
『日本女性人名総索引』上下 日本図書センター ・・・「岩崎八重子」の項なし
- NDC
-
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000061189