レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年08月02日
- 登録日時
- 2014/01/30 16:49
- 更新日時
- 2014/05/30 16:27
- 管理番号
- 埼熊-2013-093
- 質問
-
未解決
「古事類苑」に記載されている古代の神職「拍手長」の読み方と仕事内容(何をしていた人か)を知りたい。
- 回答
-
該当する資料は見つからなかった。また、職名を「「拍(レ)手長」とする資料があった。
備考欄に追記あり。(2014年5月13日)
- 回答プロセス
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1 典拠を確認する。
『古事類苑 6 神祇部2』(神宮司庁編 吉川弘文館 1967)
p1522にあり。
2 以下の参考図書類を〈ハクシュ〉〈カシワデ〉で調べるが、該当はない。
『広辞苑 第5版』(新村出編 岩波書店 1998)
『神道大辞典』(下中弥三郎編 臨川書店 1980)
『国史大辞典』(吉川弘文館 1979-1997)
『日本国語大辞典』(小学館 2000-2002)
『日本大百科全書』(小学館 1984-1997)
『廣文庫』(名著普及会 1986)
『増補大神宮叢書 5・6』(神宮司廳編 吉川弘文館 2006)
『“神職”の立場』(谷省吾著 皇学館大学出版部 1979)
3 『古事類苑』に記載されている出典資料を調べる。
『神道大系 神宮編 2 神宮雑例集 皇代記付年代記 皇太神宮年中行事小朝熊社神鏡沙汰文』(神道大系編纂会 1980)
p117「晦日、離宮院雑■[セキ](肉月に昔)代米下行事。拍手長請之。」とあり。振り仮名なし。
ただし、前掲『古事類苑 6 神祇部2』には記載されていない返り点・送り仮名があり、「拍(レ)手長請ク(レ)之ヲ」と表記されている。
4 インターネット情報・オンラインデータベースを調べる。
《リサーチ・ナビ》を〈拍手長〉で検索、該当なし。(http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 国会図 2013/8/1最終確認)
《MAGAZINE PLUS》を〈拍手長〉で検索、該当なし。(日外アソシエーツ 2013/8/1最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 神職
- 拍手長
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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追記
情報提供により、以下の資料に読み方の記載があることが分かった。
「神道入門 日本人にとって神とは何か(平凡社新書)」(井上順考著 平凡社 2006)
p110「(『古事類苑』の)「神祗部四十五」には神職の説明とその名称のリストがある。(中略)そして、次の三十二の名称が並べてある。」として、その一つに「拍手長(かしわでのおさ)」との振り仮名あり。仕事内容は記述なし。
また、『群書類従 1 訂正3版』(塙保己一編 続群書類従完成会 1987)に収録されている、出典の「神宮雑例集 巻第二」の当該部分には返り点(レ点)なし。
p183「拍手長請之。」
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000148689