レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年10月14日
- 登録日時
- 2013/10/14 18:01
- 更新日時
- 2013/10/14 22:31
- 管理番号
- 20131014-3
- 質問
-
解決
大東急記念文庫について知りたい。
- 回答
-
大東急記念文庫 【だいとうきゅうきねんぶんこ】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E6%80%A5%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%96%87%E5%BA%AB (2013/10/14確認)
だいとうきゅうきねんぶんこ【大東急記念文庫】 国史大辞典
東京都世田谷区上野毛(かみのげ)三丁目所在。昭和二十四年(一九四九)四月二十日、東京急行電鉄の創立者五島慶太によって目黒区上目黒に創設された。その後、同三十五年四月世田谷区上野毛に移転し、姉妹館の五島美術館と併設されて現在に至る。国書・漢籍・仏書・古文書・書画碑帖など約二万点に及ぶ古典資料を蔵するが、蔵書の主体は旧久原(くはら)文庫である。久原文庫は、日本の先駆的な地質学者で、農商務省鉱山局長の職にあった和田維四郎(号雲村)が、明治末から大正期にかけて蒐集した一大コレクションの一つである。和田は、久原鉱業の創業者久原房之助と三菱財閥の総帥岩崎久弥から潤沢な資金援助を受けて蒐集に乗り出し、当時の古書籍市場を牛耳ったといわれる。したがって、久原文庫は、和田の遺言によって二分された岩崎文庫と、もと同籍であった。蔵書の特色は国書と仏書に稀覯本が多く、とりわけ近世文学・江戸資料が質量ともに優れていることであろう。久原文庫と同時期に購入された井上通泰文庫の書幅、さらにその後絵画・墨蹟・装飾経などの芸術資料や多数の古辞書類が加蔵され、一段と蔵書の充実が計られた。国宝・重要文化財三十一点。蔵書目録二冊、国書・漢籍・仏書の貴重書解題各一冊がある。
[参考文献]
『大東急記念文庫十五年史』、五島慶太伝記並びに追想録編集委員会編『五島慶太の追想』
典籍逍遥 : 大東急記念文庫の名品 長谷川強 監修 ; 大東急記念文庫 編 大東急記念文庫, 2007
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/4110699.html (2013/10/14確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 専門図書館 (018 9版)
- 芸術政策.文化財 (709 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 大東急記念文庫
- 五島慶太
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000138705