レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年05月19日
- 登録日時
- 2006/06/28 15:57
- 更新日時
- 2006/06/28 15:57
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-0729
- 質問
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解決
ある寺で所蔵している日本画の鑑定書に「帝国美術鑑定局」が昭和22年5月3日付で発行しているものがあったが、この機関・団体について分かる資料はないか。
- 回答
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質問の団体が刊行していた『真偽評価書画鑑定指針(全31巻)』(第一書房,1983復刻 7書庫:707.9/ヨ)に「帝国美術鑑定局趣旨及規程」が収録されており、鑑定趣旨や料金、規程などが分かる。
- 回答プロセス
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1 『日本美術史大事典』(平凡社)、『近代日本美術事典』(講談社)など美術史関係の資料をあたったが、該当する記述は見当たらない。
2 「帝国美術院」の関連機関かと推定し、その後身である日本芸術院に問い合わせたが、同団体では鑑定は行っておらず、「帝国美術鑑定局」とも無関係とのことだった。
3 利用者に鑑定者などが分かるかを尋ねたところ、吉岡班嶺の名があるとの返答を得た。この人物名で蔵書検索をしたところ、『真偽評価書画鑑定指針(全31巻)』(第一書房,1983 7書庫:707.9/ヨ)が該当。帝国美術鑑定局が昭和7年に刊行したものをを第一書房が復刻したもの。これに「帝国美術鑑定局趣旨及規程」が収録されており、鑑定趣旨や料金、規程などが分かる。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 団体 (706 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
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- 日本芸術院
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000029212