レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月07日
- 登録日時
- 2012/02/07 13:44
- 更新日時
- 2012/02/07 13:44
- 管理番号
- 牛久-845
- 質問
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解決
水戸二代藩主・徳川光圀の時の家臣一覧が掲載されている資料はないか。
- 回答
-
結果として役職と家臣の氏名が一覧になっているものは見つけられなかったが、
以下のA、Bの資料を組み合わせれば、光圀の代の家臣が判明した。
A:『三百藩家臣人名事典 2』(家臣人名事典編纂委員会/新人物往来社/1988)
→家臣の名前が50音順に並んでいて、個人ごとにどの藩主の時のどんな役職だったかの記載あり。
B:『藩史大事典 第2巻』(木村礎/雄山閣出版/1989)
→水戸藩の職制図の掲載あり。
- 回答プロセス
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①足掛かりとして、光圀が藩主をしていた年代をインターネットで調べる。
→Wikipediaより、1661年(寛文元年)~1690年(元禄3年)とわかる。
②自館OPACで「徳川光圀」「水戸藩」「家臣」をキーワード検索。
→ヒットした中からそれらしい資料をあたる。
・『天下の副将軍』(新潮社/2008)…なし。
・『実説水戸黄門』(毎日新聞社/1995)…なし。
・『茨城の歴史的環境と地域形成』(雄山閣/2009)…なし。
・『水戸の文人』(ぺりかん社/2009)…なし。
・『光圀』(茨城県立歴史館/2000)…なし。
・『水戸藩の郷土』(筑波書林/1993)…年表の記述のみで藩士一覧の掲載なし。
③郷土資料コーナーをブラウジング。
→『三百藩家臣人名事典 2』を発見。
…家臣の名前が50音順に並んでいて、個人ごとにどの藩主の時のどんな役職だったのかの記載あり。
④国立国会図書館の“リサーチ・ナビ”で「水戸藩」をキーワード検索。
→レファ協に「水戸藩の職制図(組織図)が載っている資料はあるか」という事例あり。(茨341)
回答として『水戸市史 中巻(1)』のp173「寛文分限帳(水戸殿分限帳)」と
『藩士大事典 第2巻』のp22~p25が挙がっていた。
『水戸市史 中巻(1)』は所蔵がないため、『藩士大事典 第2巻』のみ確認。
①~④の結果、役職と家臣の氏名が一覧になっているものは見つけられなかったが、
『三百藩家臣人名事典 2』と『藩士大事典 第2巻』を組み合わせて見ることで、
光圀の代の家臣が判明した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 個人伝記 (289 8版)
- 参考資料
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- 『三百藩家臣人名事典 2』(家臣人名事典編纂委員会/新人物往来社/1988)
- 『藩史大事典 第2巻』(木村礎/雄山閣出版/1989)
- キーワード
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- 徳川光圀
- 水戸藩
- 家臣
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 歴史・郷土
- 質問者区分
- 一般男性
- 登録番号
- 1000101166