レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年02月01日
- 登録日時
- 2019/06/22 11:31
- 更新日時
- 2019/06/22 11:31
- 管理番号
- 市川20190201-01
- 質問
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解決
1990年に刊行された『歴史資料保存機関総覧 東日本』(地方史研究協議会/編 山川出版社)で市川市内に相沢文庫という私設図書館があったことを確認したが、現在は無くなっているようだ。相沢文庫がどうなったか知りたい。
- 回答
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『千葉県の歴史 第17号』(千葉県企画部県民課/編 千葉県 1979)p.85-87「郷土史料図書館 相沢文庫」、『房総の郷土史 第1号』(千葉県郷土史研究連絡協議会 1974)p.27「市川に相沢文庫設立会員の助言と支援を期待」の記載から、相沢文庫は、郷土史料図書館相沢文庫として相沢全一(あいざわ またいち)氏が市川市市川に開設した私立図書館であることが判明。また、『相沢文庫蔵書目録』(相澤文庫 1974)で1974年当時の住所と電話番号を確認することができた。
この住所地の調査を行い『ゼンリン住宅地図市川市北部 1996』(ゼンリン 1995)で1995年までは相沢家が所在することが確認できたが、その後は所在がなくなった。
千葉県立図書館の千葉県関係資料検索「菜の花ライブラリー」(http://www.library.pref.chiba.lg.jp/nanohana/ 2019.2.21確認)で「相沢文庫」と検索したところ、千葉日報1990年7月13日の記事「利根川図志など貴重な資料2万点 江戸川女子短大に寄贈[市川市の相沢さん]」がヒットした。
このため、学校法人江戸川学園Webサイト(http://www.edogawagakuen.jp/history.html2019.2.21確認)で、江戸川女子短期大学を調査したところ、同校は2000年に江戸川短期大学に改称した後、2007年に江戸川大学へ統合・閉学していることが判明。江戸川大学に問い合わせた結果、寄贈された資料は、江戸川大学総合情報図書館引き継がれ、蔵書の一部として取り扱われていることが分かった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (09 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000257707